保存機腎不全の時の食事について 〜透析導入前までが一番つらい〜 | hikaru_youのブログ

保存機腎不全の時の食事について 〜透析導入前までが一番つらい〜

透析導入までの保存期腎不全の時の食事制限は辛いですよね。


私は、毎月の通院時に栄養指導を受けてたのですが、日々3食の内容を一覧にして毎月提出して、内容をチェックしてもらっていました。
肉や魚などのタンパク食品はボリュームを記入しなければならず、肉100gとか見た目でわからないので大変でしたね。


一日のタンパクや摂取カロリー計算してくれるのはいいのですが、日に日に筋肉が減り、体毛が抜け、爪が薄くボロボロになっていくので、病人というか老人のような感じになって、非常に動きが鈍い!


このままだとヤバイと思って、栄養士に相談して制限を緩和してもらいました。タンパク質が増えるためリンの値も上がるので、ドクターにリンを排出する薬を服用してもらって対応、ご飯も低タンパク米のパックを利用して肉の量を増やしました。でも、一旦落ちた筋肉はなかなか元に戻らず、大変な思いをしましたよ。


自炊しても一食分だけ作るのは大変なので、多めに作って一食分ずつ冷蔵庫に保存するのですが、お肉を均等に分けるのが面倒!
スーパーでお弁当を買っても肉類は一回で食べられないので、分けて保存。
定食屋さんで食べるときも、タッパー持参で半分はお持ち帰りさせてもらいました。
お寿司なんかはもう大変!5️貫でタンパク質はアッパーなので、半分は保存。でも、炭水化物取る必要があるので巻物も一緒に買って補いました。


大好きな麺類は曲者で、蕎麦・中華麺・パスタは通常の半分がアッパー。どうしても麺が食べたいときは、うどん・そうめんなら普通の量で大丈夫です。スープも塩分増と水分増になるのでガマンガマン。

 

ビーフンという乾麺を見つけて調べてみたら、うどんよりタンパク質が少ないため、これに茹で野菜とキクラゲを入れて焼きビーフン!頻繁に作っていました。酒の肴にもピッタリ!
ただし、きのこはカリウムが多いので要注意。キクラゲなら大丈夫です。生椎茸もギリセーフかな?


本屋さんで、「腎臓病の食品早わかり(女子栄養大学出版部)」を見つけて購入。この本は食材写真の重量が書いているため、目安として非常に便利でしたね。これで、毎回、キッチンスケールで量っていたのを止めることができました。
  腎臓病の食品早わかり(女子栄養大学出版部)

   https://eiyo21.com/book/9784789502290/


透析導入してからは、昔のようにバクバク食べることはないけど、傍から見ても普通に食事しているように見えます。透析前より体調もすごく良くなりましたね。
飲み会でも肉や魚も普通に食べます。いろいろ制限されていたので胃が小さくなり、普通の量より少ないかもしれないですが・・・。


コロナの影響で自粛生活とリモートワークになり、どこの定食屋さんでもテイクアウトができるようになって、個人的には半分食べてお持ち帰りしなくて良くなったので、好都合でした。数年ぶりにステーキを食べることができ、あまりに久しぶりで涙が出ました。


慢性腎不全の患者は、便秘になりやすいようです。毒素の排出がしにくくなるため、尿毒症になることで腸内の悪玉菌が増えることにより便秘になるみたいです。
カリウム制限のため、どうしても野菜類や根菜類をとらなくなり食物繊維が少なくなるので、便秘につながります。また、カリウムの排出もしにくくなるため、高カリウム血症の薬を服用することがあり、薬によっては便秘になりやすいものがあるようです。私は整腸剤を処方してもらってます。お腹が張る時は臨時でピンク色の便秘薬をもらったり。


透析導入前は、タンパク制限からヨーグルトが食べられらなくて辛かったので、腸内改善のため、ヤクルトのような乳酸菌飲料を飲むようにしました。小さくて水分が少ないので、ちょうどいいです。今は、食後にヨーグルト100g程度を果物といっしょに食べています。


実は通院中に先生に聞いたことがありました。「お酒は控えるべきか」と。
答えは「お酒を飲むと際限なくなる人はNGです。自己管理ができるなら飲んでもいいです」との回答。それ以来、コントロールして飲んでます(本当かな?)。あはは。