『 はっちゃん&NOAHタッグ』
“ 美女とうなぎと野獣”前編


あっこside





今日は土用の丑の日。

ひかるちゃんから三日前位にみんなに直筆のサイン入りポスターが配られた。

配っていたのは隆二くん。
その姿がまた可愛いったらラブ




ひかるちゃんの等身大ポスターには
『 うなぎ食べるからね。みんなきてねハートハート



って書いてあった。ひかるちゃんらしく笑えるポスターがなんとも(笑)
はちまき巻いてうなぎ掴んでるひかるちゃんが可愛かった。



臣「なんだ?これ。いらねー」
・⌒ ヾ(*´ー`) ポイ

岩「はぁ??何してんすか~ムカムカムカムカ


臣「いらねーし。いかねーし。あっこと真夏の暑い夜の方がいいし。」


あ「隆二くん、私行ってもいい?なんかすごい楽しそう♪」


臣「はぁ?お前、正気か!?」


朋「あっこも行くなら、私達も行こうか?ね!」




と、朋はナオキくんと真琴ちゃんを見た。




臣「はぁ!??」


己「俺は構わないよ」


真「行く行く〜♪」


健「俺も行くでぇ!!」


朋「え?健二郎来るの?」


健「え!?行きますけど!?
臣とあっこちゃん、隆二とひかるちゃん、ナオキさんと朋さん、カップルばっかやのに俺おらな話にならへんやないですか!!なぁ、真琴!!」


真「え、別にいいけど。私、みんないるし、」


健「何が何でも行くから!!」


あ「…だって。臣くんも行こ?ね?」




と、滅多にしない上目遣いをしてみた。

臣くんが、コレに弱いの知ってるから。





臣「っち…、わかったよ…」


あ「やったぁ♪」





やっぱり効いた!






ELLY「ツアーなかったらいったのになあ。ウナギ好き。」

NAOTO「オレも別件…お嬢様のうちで隆二がどんな鳴かせ方してるのかみたかったけどなあ」


隆「なんですか?( *¬ω¬)」


NAOTO「ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)あははなんでもねえꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)あはは」




ひかるちゃんのうちに行くのは実は初めてで、私ホントに楽しみで。








_______________当日






あ「うっわぁー!!すごい~おっきーキラキラ星

ひ「あっこちゃわわーんブルーハートブルーハート



ガシ♡♡また私にコアラ抱っこ




あ「ひかるちゃん、だからおも…い…」


臣「サル、離れろ!ウナギ早く食わせろ。そして早くあっこと帰るんだからな。」


あ「え?臣くん?私帰らないよ?」


臣「はあ?なに言ってんだよ。」


岩「ちゃんとポスター最後まで見ないでポイ捨てするからですよ。今日はみんなお泊りですよ。おとまり。」


臣「きいてねええええええええ!!!!!!!サルと一緒に寝るのなんか勘弁してくれよ。それでなくてもこれから夫婦役のコメディ連載始まるんだからよ。」


隆「だれも臣と寝るっていってねえだろ。ひかる、あっこちゃん重いから。おいで」


岩「隆さん、ここぞとばかりに抜けがけしないでくださいよ。ここではオレのほうがひかると距離近いんすから。」


隆「これでも??」





火花バチバチの隆二君と岩ちゃん。
ひかるちゃんはひかるちゃんでマイペースに私から隆二くんに飛びうつってくし。





あ「臣くん、ごめんね、ちゃんと言えばよかったね」


朋「あんたがちゃんとひかるちゃんのポスター見ないのが悪いの。さ、いこいこあっこ」


健「豪華やなあ。
隆二、ベットふかふかあ?今夜は真琴と…うふふ♡」


真「私となに?」


健「いえなんでもございませんです!!」





わちゃわちゃしながら私たちは岩ちゃんが誘導してくれる方へといく。






田辺「皆様、ようこそおいでくださいました。
お嬢様の執事の田辺でございます。
なにかございましたらなんでもお申し付けくださいませ。
あきこ様、いつもひかるお嬢様と仲良くしていただきまして本当にありがとうございます。広臣様も。
よくおいでになられました。みなさまごゆっくり
おくつろぎくださいませ。」




健「うなぎがででくるまでにみんなでなんかせぇへん?」



真「健二郎が考えるとろくなことないもの。直己さんなんかある?」


健「なんやと!!(  ー̀дー́ )チッ💢」


直己「う~ん。」



田辺「それではぶしつけながらこの田辺一つご提案が…王様ゲームというものでございますがこの間テレビでやっていたものお嬢様がやりたいといっておいででした。人数もおりますしよろしければそちらでご堪能していただいている間に、ウナギの用意はさせていただきますので。」





段取りのよい田辺さんのお陰で、

あっと言う間に王様ゲームの準備ができた。





健「てなことでーえー司会をさせていただきます、三代目の男前健二郎こと山下健二郎でございます。ひかるちゃんがどーしても王様ゲームをしたいっちゅうことで……えー、」



朋「健二郎!じゃま!王様ゲーム!!はい!!くじね。今田辺さんが用意してくれた。ホント至れり尽くせり。」

健「なんか、今日俺様に当たり強くね??」

ひ「あっこちゃん、たのしみだね、ね?ね!!」



あ「う…うん。」




あんまり好きじゃないんだよね、こういうの。


でも、みんなノリノリで…




一斉にくじを引く。






健「しゃあ!!俺が王様やな!!だらね、1番と3番がチュー」



直己「あ、俺1番。」

朋「はあ?ないから…ちょっとないから。私が3番。やだぁ。ありえない!」

臣「オレみてえw」

隆「オレも(≧з≦)プププ」

岩「あの、直己さんっすよ(笑)」




健二郎くんってば、初めからとんでもない事を…!!

しかもトップバッターが朋とナオキくんなんて。







直「ほら朋、先に進まないぞ」

朋「もーしょうがないなぁ…」



とか言って、朋嬉しそう。




(*´³`*) ㄘゅ💕



きゃー♡ヤバイ!ニヤけちゃう♡






臣「はい、ごちそうさまでしたー!はい、次!!」



臣くんは二人のキスを早々に切り上げさせ、さっさと次のくじを用意した。











臣「はい来たー!!俺、王様!」





きた!きたぞ!!オレのチャンス!!
ここでみんなにクソ見せつけしてやる!!

さっきちらっと見た時あっこは7番号持ってた!!よし!
みてろよ!




臣「7番と王様がめっちゃ熱い抱擁」



キスやその先は後でのお楽しみだ!!

さぁ、あっこ手を挙げろ!




ひ「はぁ!!?広臣なんなんだ!!撮影でも抱き合って!ここでも抱き合うとか??ありえない!!」


臣「はぁ??サル!お前に用事はない!7番だ!あっこ!7番だろ?」


あ「…私…違うよ??」

 
岩「やっぱ、臣さんひかるのこと狙ってたんだ(笑)
…オレの恋敵がまた1人増えたじゃん(笑)」


臣「ふえてねぇ!!」


隆「臣!おまえまさか!ひかるを狙った?!」


臣「勝手に番号札渡してんじゃねぇ!このサル!!」

あ「ひかるちゃん、おトイレ行きたいからって私が預かったの。ひかるちゃん悪くないよ?」


どう見てもあっこが7番だったのに!!

すり替えたな💢💢



直己「お前らちゃんとしろ!」


全員「へぃ…💧」


ひ「えぇ〜超イヤなんだけどー!!」


臣「俺もだよ!ほら早くしろよ!早く終わらせて次だよ次!」




何であっこの前でサルを抱きしめなきゃなんねぇんだよ!

とりあえず、抱きしめてすぐ離した。






隆「完璧今の本気でやったろ!( *¬ω¬)臣。」

臣「するかっつーの!!ほら、次!」



くそーっ!!







剛「やった!次、オレっすね〜!
じゃあ〜4番が8番にビンタ!思いっきりね!」


真「おし!私、4番ね。さぁ8番は誰?」





真琴は素振りを始めた。

…超怖いんだけど。




健「岩ちゃん!!なんやねん、ビンタって!しかも毎回毎回されとるわ!」



8番は、健二郎くんか。

ご愁傷様。


健二郎くんが、ギャーギャー騒いでいると…




バッチーンハッハッハッ





健「いたーーーーいっ!!!」


朋「うるさいよ。健二郎!!」


真「よし!さ、次よ、次!」





マジかよ。全力じゃん、真琴…。

健二郎くんの頬が真っ赤に腫れている。



まさにご愁傷様。












岩「あれ?ひかるは??」


朋「ひかるちゃん、お庭のプールになんか泳がせてたわよ。」


隆「…やっぱりな…ひかる、王様ゲームあきてプールにうなぎ放ってギャーギャー騒いでた。」


健「いったん俺らもあっちにいってみよよ」




皆で、庭のプールに来てみた。

なぜかひかるちゃんはプールでうなぎと戯れていた。






ひ「ひゅーくーん💦ぬるぬる」


隆「なんでそんなとこでたわむれるんだ!!?」
プールの所にしゃがみこんでひかるちゃんを見る隆二くんの眼差し、いつみても優しいんだよねー。

…でも今日はちょいと違う視線も感じるのは…私だけ💦??

あ「ひかるちゃん大丈夫!?つかまれる?きゃ…っ」





ザパン波波浮き輪浮き輪

ひかるちゃんを助けるつもりが、そのままプールへダイブ。




臣「おい!あっこ大丈夫か?!このばかザル!!」





臣くんが私の後についでプールに入って助けに来てくれる。




臣「サル!ふざけんな!うなぎは食べるってきまってんだよ!!」


ひ「…広臣、あっこちゃん、」


あ「ひかるちゃん、どうしたの?」


臣「なんだ!?ほら!!あっこ!こっちこい!!」





私を抱き寄せプールサイドに向かっていると、ひかるちゃんが声を掛けてきた。





ひ「おパンツの中にうなぎはいった…」


臣「しらねぇし!!おい!隆二!岩ちゃん!この状況なんとか……」

臣くんが助けを求めようと、皆を見た。


臣「...(lll-ω-)チーン……蒲焼き焼いてる場合かよ……。

お前らのひかるじゃねぇのかよ??」



ひかるちゃんと私と臣くんがプールでうなぎまみれになってる間にほかのみんなは料理人さんたちの手さばきのかば焼きつくりを堪能していた。








あ「皆、自由…(笑)」


ひ「あっこちゃわわわーん(´。つД⊂゚。`)ぇんぇん。ぬるぬる。うなぎ…」

あ「あー…ひかるちゃん!そーっとこっちおいで!ね?そーっとね?」







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