ま「ママ~爆笑
馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬
 
ひ「まひる~照れ危ないからちゃんとおじちゃんに掴まってね〜照れ
 
 
直「ひかる~酔っ払い
馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬
 
ひ「だから、お兄ちゃん!ちゃんとまひるを掴まえてってばー!その顔も何とかして!」

乗り物にたくさんのってご機嫌なまひるとお兄ちゃん。
 
…臣くんを怒らせた後なんだけど…まひるとの約束もあったからお兄ちゃんにディズニーランドに連れてきてもらった。

まひるはかなり嬉しがって初めてのディズニーに感激で飛び跳ねてる。

そしてなぜか全身グーフィーの格好をして登場したうちのお兄ちゃん...なぜこの格好に...??いや...あえて聞かないことにししようと思うw
 
並んでる間や、乗り物に乗ってる間、お兄ちゃんとまひるの顔がすごく楽しそうで私も癒された。
 
でもなんだかさっきから背後に強烈な視線を感じるのは私だけ??
誰?突き刺さるようなそんな感じの視線...

ひ「ねえ?お兄ちゃんなんか変に視線感じない?」

直「そうか?オレには何も感じないが??オレをみるファンの視線か?バレてる?オレの完璧な変装。」

ひ「え??もしかしてお兄ちゃんそれ変装だったの??」

直「あたりまえじゃないか!!三代目リーダーたるものいつでも初心を忘れずにだ...」

ひ「あー...そうなんだね..あー...そうだったのねガーンガーン

ま「ママ~爆笑早く~まひる、ミッキーちゃんのお旗のご飯食べたいお~ラブ

ひ「お兄ちゃん?!どうしたの!」

直「さっきからなんか人の影が…チラつく…」

ひ「だからさっきから言ってたじゃん。なんか視線感じるーって!!」
 
直「ひかる、離れろ!ここはオレが成敗してやる!」

そう言って刀を出し素振りを始める。

…おっ…お兄ちゃん…?やめてよ…恥ずかしい…

グーフィーなんかかぶってるから尚更素振りはきついガーンガーンそしてどっから刀がでてくるのよ…タラータラー

 
 三人で近くのレストラン街を見に行くと…私の目に映るものがあった。
ひ「あ…これ…ミッキーとミニーちゃんの婚姻届??…可愛い~ハートハート
…いいなぁ…こんな所で愛を誓えあえたらさ…
 
 いいなぁ…なんか素敵だなぁ…照れ
 
…でも!私には臣くんに貰ったリングがある!
結婚を誓ったリング………!?!?!?
ひ「え??」
私は左手を広げる。さっきまでついてたリングがなくなった。私は驚いてそこら辺を探す。
…どーしよう…大切なリング…どうしよう…

ひ「お兄ちゃん!!…ごめん!…私ちょっと落し物をしたみたい。まひる頼んでいい??私…探すから…」
直「ひかる!?大丈夫か?どーしたんだ。今にも泣きそうだぞ!」
ひ「(๑o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷᷄๑)」

直「オレも手伝うぞ!」

ひ「…いい!!自分で見つけなきゃ意味ないの…だからお兄ちゃん。ごめん。まひるをお願いします。」

直「おっ!おい!ひかる!」
私はお兄ちゃんとまひるを置いて臣くんから貰った大切なリングを探しに出かける。

片っ端から逆回りする。どーしよ…臣くんから呆れられちゃう…

大切なリング…私にとって…将来を誓ったリング…それを失くすなんて…臣くん…ごめんなさい。

…もうすぐ暗くなる。そうしたら一生見つけられなくなる…

探さなきゃ…探さなきゃ…

ひ「ひゃっ…!」
背後から大好きな匂いに包まれる…え?なんで??どうして?こんな人混みの中…どうやって見つけたの??

私はゆっくり後ろを向く。

臣「…ひかる~…スーパー忙しいオレだけど…仕事終わって参上したぜ!!」

ひ「(๑o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷᷄๑)…臣くん…」

臣「あれ?まひるとお義兄様は??」

ひ「…臣くん…私…ちょっと落し物しちゃって…だからごめん…探してくる…」

臣「そんなの、見つかんないよ。こんなでっかいディズニーランドの中で…落し物はなんなんだ?一緒にインフォメーションセンターに問い合わせに行こうぜ!!」

ひ「それじゃ!いみがないの!!…今日中にみつけないと…(๑o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷᷄๑)…臣くんに嫌われちゃう。怒られちゃう。」

臣「落ち着いて…どーしたんだ??いったい…」
ひ「…ごめん。せっかくきてくれたけど…一人で探すから…」

…私は臣くんから離れると小走りで元来た道を探していく。

後ろから着いてくる臣くん。でも…私は臣くんに構ってられなくて…

臣「なぁ…一緒に探してやるからさ…なに?なくしたの?財布とか?カードとか??」

ひ「お願い!静かにして!集中できないから!」

おお声を出してしまった私に臣くんはムッとしたのか突然私を連れてズンズンと歩き出す。
ひ「…ちょっと!どこに行くの?ねぇ!」

…時間が無い。暗くなってきた…やばいよ…
ホントの事言って謝ろう…許してくれないだろうけど…素直に謝るしかない…
ひ「臣くん…失くした物ってね…私にとってホントに大切なものなの…だから嫌われても仕方ないくらい大切なものなの。」

ドーン花火花火
ひ「え?花火?」
まだ薄暗いのに…??
でも…キレイに咲く花火だ…

臣「ひかる…オレの奥さんになってください!!」

ドーン花火花火

花火の音が大きいのに…臣くんの声は私にはしっかり聞こえて…さしだされた婚姻届はさっき私がショーウィンドウに飾られてるのを見かけたディズニーキャラクターのものだった。
思わず胸が熱くなる。なんでこの人はこんなにも私がして欲しいこと…やってくれるのかな?
なんでこの人は…私の思ってる事がすぐわかっちゃうのかな…

臣「ひかる?」
ひ「…ごめ…でも私…大切な…ゆ…びわ…」
臣「…ゆびわは一生はずしません!!手を洗う時も…きつくなっても…ケンカしても…それでもこの指輪だけは…絶対に外したりしません。」

…そっと私の薬指に戻してくれる臣くん。

ひ「ど…して…」

臣「さっき、まひるの手を洗った時に外したよね??」
ひ「あっ…そういえば…」

…なんでもお見通しのこの人は花火とシンデレラ城のライトアップと同時に
臣「…登坂光陽になってくれますか?」
って…照れながら…真っ直ぐ私を見てないし…
ひ「忘れ物もするし…無くし物もするし…子持ちで…その上お兄ちゃんは…小林直己ですが…いいすか??」

臣「…喜んで…」

そう言って私に誓のキスをくれました。



つづく





ひ「え?もしかして…ずっと着いてきた怪しい人?」
私は臣くんを指さしてみる。
頭をかきながら恥ずかしそうにすねる臣くん。

ひ「(≧ε≦● )プッ…臣くんったらー!もう!」

 …スーパー忙しいのには私とまひるをディズニーランドに連れてきてあげたかったらしく…そしてシンデレラ城で改めてのプロポーズをしたかったらしく… だからギッチギチにお仕事いれてたんだって…

なんかこんな登坂広臣も可愛いでしょ??
ね??みなさん??





birthday編3/3最終回につづく