ついに、先生とエッチしちゃうんだ・・・

真由は大きな期待なのか、不安からの動悸なのかわからないドキドキを抑えるように胸にぎゅっと手を当てる。

「こっちよ。さあ入って?」

先生に肩を抱かれて、寝室に入った。

初めて入った先生の寝室は、白で統一されたシンプルなものだった。出窓にはボリュームのあるレースのカーテンに、シダの観葉植物が並べられている。部屋の真ん中にはダブルより大きいようなベットがあり、小さな花柄のベットスプレットが掛かっていた。ベットサイドのチェストの上にはアロマポットがおかれていてほのかにさわやかな香りがする。

「素敵な寝室ですね!白で統一してあって・・・」

「そうかな。ありがと。」にこりと笑顔を返しながら、先生はポスンとベットに腰掛けた。

「・・・それにベットも広いですよね。あ、アロマポットもある」

「真由ちゃん。そんなに観察しないで。そんなに凝ってないんだから」

「・・・えーと。えーーーと。」

これから・・・私どうなっちゃうんだろう・・・・。真由は寝室の扉の前から動けずに、次の言葉を捜していた。

そんな真由を見て、先生はクスっと笑いながら、

「こっちにおいで?」と真由の手を引き、そのままベットに押し倒した。

「わ・・・・・!」

一瞬にして天井を見上げる体制になった真由はこれから起こりうるであろうことに顔を赤らめ、ぎゅっと目をつぶった。

そんな真由を見て、先生は真由の横にボスッっと仰向けに倒れこんで、真由の手をそっと握った。

手をつないだまま、少しの沈黙の後、「真由ちゃん?・・・・ちょっとこわくなっちゃったんじゃない?」

先生は、ふーっとひとつ大きく深呼吸した。

「実は私もちょっと怖くなっちゃって。だって、初めてなんだもの。女の子を好きになって・・こんな関係にまでなりたいと思う自分がいるなんて・・・」

先生は天井を仰いだまま続けた。

「この一週間、悩んだの。生徒さんで、女の子なのにって。でも・・・・」

先生はゆっくりと起き上がって、真由の身体の上に覆いかぶさり真由の首元の赤いリボンに手をかけた。

「・・・せんせい。」

リボンが外れ、制服の白いブラウスの一番上のボタンをはずし、二つ目、三つ目と、少しずつ真由の肌があらわになっていく。

「でも、もう、前みたいにかわいい生徒のひとりとしては見れないの。

もっともっとかわいい真由ちゃんを見たいわ。私も真由ちゃんを私だけのものにしたいの。だから・・・・・」

先生の長い髪が、真由の肩にゆっくりと落ちてくる。

「・・・いいわよね?」

先生の熱い息が真由の耳をくすぐり、先生の唇が真由の首筋をつうっと下へとつたっていく。


もう、戻れない。

二人はそう思いながらも、お互いを求めずにはいられなかった。

部屋にはいったとたん、ひんやりとした空気が真由を包む。

「すずしい」

「今日はいつもにまして暑いでしょ。だからクーラーつけたの。冷えすぎているかしら?」

といいながら、戸棚を開け半紙の用意をしている先生に、真由は後ろから抱きついた。

「わっ・・・真由ちゃん?」

先生が手にしていた半紙がハラハラと床に落ちてゆく。

真由は後ろから抱きついたまま、震える声で言った。

「・・・・先生、今日はお習字したくない。今日は・・・・今日は・・・・先生とエッチしたくてきたの。」

先生をぎゅっとつかむ手は震えていた。

「真由ちゃん・・・。先生とセックスするって、意味わかってる?女同士なのよ!?」

先生の強い口調に、真由はビクッと肩を揺らす。

「わかってる!わかってるよ先生!でも・・・・でも!真由は先生が好きなんだもん!先生とエッチしたい!先生を真由だけのものにしたい!!」

長年暖めていた気持ちとあふれ出す涙がとまらない。

「・・・・お願い、先生。真由とエッチして・・・。」

自分の欲望を吐き出して、懇願する。こんな自分が恥ずかしい。

真由は先生から手を離し、自分の顔を隠すように覆った。

「真由ちゃん・・・」

先生は、真由の顔を覆う手をとり、真由のほほにつたう涙を手でやさしくぬぐった。

「いいのね?」

真由の返答を待たず、先生は真由に唇を重ねた。それは今までのキスとはちがい力強く真由に迫ってくる。

「・・・んん・・・・はぁ・・・」

力を抜いた瞬間、先生の舌先が口内に入り、真由の舌をねっとりと愛撫しはじめる。

真由も先生の腰に手を回し、先生の舌の動きに合わせて

だめ・・・頭がぼぅっとしてきた・・・・。キスってこんなのなの・・・?きもちいい・・・・ずっとこのままでいたい・・・。

はじめての感触に真由は、身体の力が抜けるほどだった。


腰に回された手がすとんと落ちたのに気が付いた佳代子は真由から唇を離した。

物足りなさそうな真由の瞳をみて、クスっと笑った。

「ベットにいきましょうか」

佳代子は真由の耳元でささやいた。

水曜日がやってきた。

真由は毎週とおなじく先生の家にやってきた。

・・・もし先生の気持ちが変わってしまっていたら・・・やっぱりなかったことにしてといわれたら・・・・。

インターホンに伸ばした手を一度ひっこめる。

でも!先生はキスもしてくれたじゃない。大丈夫よ真由。

自分に言い聞かせるようにしてインターホンを押した。

ピンポーン

「はーい。真由ちゃんどうぞはいって?」


「おじゃまします。」

パタンと玄関が閉まったとたん、真由は先生に引き寄せられ、胸の中に納まった。

「・・・よかった。真由ちゃん・・・。もしかしたらもうきてくれないかと思ったわ。」

「先生・・・・。私も先週のことが夢だったらどうしようって思ってました」

真由も先生の胸に顔をうずめる。

先生はいつもと変わらないやさしい笑顔で迎えてくれた。

だがいつもと違っていたのは、いでたちだった。

きちんとした和服を着こなす先生が、今日は花柄のワンピースを着ていることだった。いつも後ろで束ねまとめている長い髪には緩やかなウェーブが掛かっていて、和服姿とは違った、華やかな印象だ。

「先生、今日は洋服なんだね。はじめて見たけどすっごい似合ってます。」

「ふふ・・ありがとう。生徒さんが来るときはいつも着物なのだけど、今日は午前中の生徒さんがお休みだったの。それに真由ちゃんが来ないかもしれないとおもって・・・。」

だからきてくれてうれしいわと先生は真由のおでこに軽くキスをした。

真由はカーっと真っ赤になると同時に、あのグラビア雑誌を思い出していた。

「あら、真由ちゃん。お顔が真っ赤よ?玄関では、なんだからさあ、あがって?」

先生にもっともっとキスしたい・・・・先生とエッチしてみたい・・・・

真由は高揚する気持ちを抑えるように深呼吸して、靴を脱いだ。