初見の感想ですが面白かったです😊


全くの私観ですのでよろしくお願いします。


是枝監督の映画はなんというか私的にはすっごく面白いとは言えないのですが、脚本家が違うとのことでそこが良かったんだと思います。(ごめんなさい🙏)


まあ流れ的に1つの事実を色々な主人公からの目線で語られていくパターンで、時間があちらこちら入り乱れるし、色々な問題が組み入れられているのですっごい情報過多😂


母目線や社会人目線や子供の頃の目線になってみたり、それぞれの真実がこうも自分に都合がいいことなんだと認識したり。

よく噂話のことを「根も葉もない」噂って言いますがまさにその通り。そして火のない所に煙は立たないとも言いましたが、その火さえも偏ったそれぞれの見方から立ってしまうのかもだなあと感じました。


真理の場所に立たなくては各自の真実に翻弄され、またそれらの関係性により歪められてしまうのだなあと感じました。



そして最後の方で田中裕子さん役演じる校長の

セリフが良かった。



「人によって変わる幸せなんて幸せじゃない」ようなことを言ってた気がする(記憶が😅)


よく精神性の世界でも「条件付きの幸せは幸せではない」と言いますが、本当にそうなんだと感じました。そして今感じている愛を素直に受け入れる事こそが、幸せに繋がっていくんだと心に響いた作品でした。


そしてまた題名にある「怪物」これも誰からもこれだ!とわかるような姿はしておらず、普通の姿をしてすぐ隣にいるのかもしれないなあと。そしてその気付けないものに気づくヒントは、日常のモヤモヤかもしれませんね。


「え?」とか「ん?」とかそんな心地の悪い瞬間。


個々では流されていく日常の些細なことが全体性になると怪物になるのでしょうか?


お読みくださってありがとうございました。