三秋 縋さんの

『三日間の幸福』
 

このまま消えてしまいたいと
思うくらい辛いと思うことは
誰でも経験がある。

辛いとか痛いとかは、段々と感覚を
麻痺させてしまう。

主人公は何もかもに絶望してある日、自分の寿命を売ってしまう。
 



売ってしまってからは、当然死への、カウントダウンが始まる。

刻々と死が近づく、
自分がみる今までの世界は
自分が憎んだ世界は、、、
実は残酷なほどに、美しい世界だった。


当たり前ということが尊いことを、
私たちは失ってから知る。
後悔とは良いものではないかもしれないけど、後悔が人の世界を変えるのことがあるのだとこの本を読んでいて感じる。

後悔をすることは、決して価値のないことではなく、そこから始まる物語の始まりなのかもしれない。