ツアー中に読んでいた

青山美智子さんの
『お探しものは図書室まで』
新幹線移動で読み始めて止まらなくなり、その夜、ライブ前なのに夜更かし完読してしまった、、、。



本に出会い、そこから掬い取る言葉が主人公たちの羅針盤となって、人生が動きだす物語。

司書の小町さんが薦める本の中に、悩める人々の答えがある。

本の読み方は人それぞれ。そこから何を得るかは同じではない。一冊の本がきっかけで人生が動きだす人々は
口々に小町さんに「ありがとう」という。



でも、小町さんは「どんな本もそうだけど、書物そのものに力があるというよりは、あなたがそういう読み方をしたっていう、そこに価値があるんだよ。」

という。

私にとってこの言葉は、物凄い説得力がある言葉だった。


私も一冊の本で、人生が変わった人だから。24歳のとき葉室頼昭さんの
『神道のこころ』に出会っていなければ、私は今この道にはいないから。


小町さんの薦める本の中に悩める人々の答えがあるように、誰かが自分に薦める本にも、何かの暗号が隠されてるのかもしれないね。


また、最後の石井ゆかりさんの解説もめちゃ良い。

自分の問いと、本の内容は、「問題と正解」のような組み合わせではない。_「答え」は、外側に見つかるのではい。自分の中で一旦何かを噛み砕き、呼吸し尽くして_私たちは新しい言葉を自分の中に見つけるのだ。


これだから、読書はやめられない。