失恋の痛み(心の痛み)は永遠に続くのか? | 塚越友子(臨床心理士・公認心理師)オフィシャルブログ Powered by Ameba

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築地駅徒歩1分のカウンセリングルーム 東京中央カウンセリングの心理カウンセラー(臨床心理士・公認心理師)塚越友子が薬に頼らず「うつ」や心の病を治す方法♪&だれとでもうまくつきあえるようになる人付き合い上手になる方法♪を教えます♪

こんにちは

東京中央カウンセリング塚越友子です。

 

さて、今日は失恋をすると、その苦しい気持ちが永遠に続き

この世の終わりのように感じる状態について

一つ社会心理学の科学的な知見をご紹介します。

 

3月は冬のイベントラッシュにともなって、成立したにわかカップルが

別れを迎えたり、就職/転職・進学など生活が変わることで別れを迎える

という、失恋の時期でもあります。

 

失恋すると、

もう二度と彼(彼女)のような人には出会えないのではないか

私は女として魅力がないのではないか

私は一生孤独なのではないか

などなど…

絶望的な気持ちになりますよね。

 

このようなネガティブな感情は永遠に続くとも感じているでしょう。

 

さてここで

持続性バイアス

という言葉を紹介しましょう。

 

持続性バイアスとは、人はネガティブな出来事や

ポジティブな出来事が起こった後の感情を予測するとき

その出来事によって喚起された感情がどのくらい続くのかを

過大評価する傾向にあることを指します。

 

つまり、人間は自分の感情がどのくらい続くかを

正確に予測できないのです。

 

これらは、様々な状況で繰り返し実証されています。

 

失恋については、以下のような知見があります。

 

失恋したことのない大学生は、もし失恋したらその後の

自分は不幸せだろうと考えたが、実際には失恋してから

2ヶ月以内の大学生も失恋したことのない大学生と同じ

くらい幸せだった(Gilbert et al.,1998)

 

なぜこのようなことが起きるかというと、

本来人は、ネガティブな出来事がおきると心理的免疫機能が

はたらき、ネガティブな感情から快復しようとします。

 

この心理的免疫機能は、出来事のネガティブな程度が深刻

であればあるほど、強力に働くようになり、時に早く感情が

改善することもあります(Gilbert et al.,2004)

 

しかし、その機能に気づかない「免疫無視」Gilbert et al.,1998)

が起きるので、感情予測のエラーが起きるのです。

 

持続性バイアスと免疫無視という心のメカニズムを知って

いただくことで、

今、失恋でなくても、何かネガティブな感情に圧倒されているならば

すこし落ち着いて、

悲しみや苦しみの出口はあるんだということに気づいていただければ

幸いです。

 

 

今日も最後まで読んでくださった素敵なあなたに

たくさんの幸せがおとずれますようにあひる

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