東京中央カウンセリング塚越友子です。
今日は久しぶりにモーニングクロスに
出演でした。
4時半起きになるので、一日が長くなります。
いろんなことができますね～
ところで、仕事とは別に
私のライフワークは、全体主義と戦争なのですが、今日はオバマ大統領が広島に訪問するという
歴史的な日。
第二次大戦関連では、現在、映画アイヒマン・ショーが公開中です。
ぜひ、観ていただきたい作品です。
アイヒマンは社会心理学の権威への服従実験でも有名です。
私たちは、個人のパーソナリティとは関係なく、状況に影響されて非人道的な行為を無責に行なってしまう心理傾向があるということを証明する心理実験です。
アイヒマン裁判は、そんな人間心理の怖さだけでなく、はじめてユダヤ人の証人たちが、収容所での事実を証言し、世界が震撼した裁判でもあります。
私たちは普通に、アウシュビッツで何が行われたのか知っていますが、裁判が行われた当時は戦後16年の1961年です。
まだ、人々はその事実を知りませんでした。
生存者たちは、事実を語っても信用されなかった時代でした。
事実が語られることで世界は、何が起きたのか共有できたのです。
全体主義について研究し続けた政治哲学者のハンナ・アーレントは、何より事実を共有することで、人々の理解がはじまると、事実を共有する大切さを問いています。
オバマ大統領は、色々な事情があれど、原爆資料館で、原爆投下後の事実を目の当たりにしたはずです。
何を感じたのでしょうか？
今日も最後まで読んでくださった素敵なあなたに、たくさんの幸せが訪れますように