不安感情とのつきあい方 | 塚越友子(臨床心理士・公認心理師)オフィシャルブログ Powered by Ameba

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築地駅徒歩1分のカウンセリングルーム 東京中央カウンセリングの心理カウンセラー(臨床心理士・公認心理師)塚越友子が薬に頼らず「うつ」や心の病を治す方法♪&だれとでもうまくつきあえるようになる人付き合い上手になる方法♪を教えます♪

こんばんは星
東京中央カウンセリング塚越 友子です。

今日はあるクライアントさんがくださったメールと
統合失調症薬で17人が死亡したという報道から、
大切なことを記事にしました。

クライアントさんの許可を得て、ご紹介するメールも
とっても気づきの多い内容になっていますので、
ぜひ最後まで読んでくださいねマリオ

幸福にふくまれる喜び・好き・熱狂的な興奮や愛
というポジティブな感情も

怒り・悲しみ(悲哀・孤独・苦痛・落胆)・恐怖(パニック・不安・神経質な予感)
恥(恥・罪悪感・後悔)などのネガティブな感情も

感情(情動)は動物としての基本的な生体反応なので
湧き起こります。

これを止めることは不可能です。

でも、世の中には不安を過度に感じやすい神経質なタイプから
わりとのんびりとかまえている楽観的なタイプまで、
受け止め方には幅がありますよね。

というわけで理屈上「受け止め方」がかわれば、ネガティブ感情に
翻弄されることが少なくなります。

感情はとても原始的なところでいくと、何らかの「快」か「不快」の
サイン。

それをどうとらえるかに個人差がでてきます。

たとえば、心臓がどきどきという胸の鼓動に気づいたとします。

それを、

目の前にステキな男性がいるから恋のドキドキだと

とらえるか

目の前に人がいて緊張してドキドキしてきた

ととらえるか

パニック障害などの病気かもしれない、死んでしまうかも

ととらえるかは、本人次第。

心理学の世界では、「帰属」と「認知的評価」の問題ととらえます。

不安になりやすい人は、帰属先をその状況でより不安になるように
見つけることが得意になっているんです。

適切な不安感、もう少しいえば、そのドキドキは本当に「不安」から
きているのか?ということも問い直すことがでできます。

そんなことをカウンセリングの中で訓練していきます。

最近、職場でのイジメをきっかけに「不安」が強くなり、
カウンセリングに通われていたクライアントさんからこんな
メールをいただきました。
(※ご本人の許可をいただいて掲載しています)

+‥‥‥以下メール‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
こんばんは。いつもありがとうございます。
とあるできごとについて聴いてください。

カフェで隣の人がしている会話を聞いて気づいたことがありました。

しこりがある。汗もでるし、だるくて体重も減少している。インターネットをみたら、ガンだと書いてあった。早く調べてもらわなきゃ。飼っているうさぎがガンになったから、私もガンかもしれない。私ガンだよね。どうにかして、すぐに結果がわかる方法はないかな

友人たちは大きな病院に行くよう説得を繰り返していました。
その方がトイレにたったとき、友人たちは、
「おかしいんじゃない、めんどくさい、早く帰ってよ」といっていました。

本人は必死です。
次第に話が逸れ、ウサギは死ぬし、離婚したばかりでそういうこともあって、辛くて苦しくてというような訴えに変わっていきました。

私、それをみていて、自分の姿をみているようで、私の思考パターンに似ているな、客観的にみていると、不謹慎だけど面白かった。

塚越先生が私に教えてくださった、不安の関連付ってこういうことか。
きっとこの方にとっていろんな辛いことが重なって
不安にとらわれて、不安が不安を引っ張って、つじつまの合わないストーリーができあがって、それに苦しんでいるんだろうな。

塚越先生が繰り返し修正してくださる私の思考グセを客観的にとらえることができました。
これをもとに自分がこういう状態に陥ったとき、自分の気持ちも客観的にみられるように引き続き訓練して行きます。

そして気付いたことは私の思考グセはちょっとおかしいけど、
そう考えてしまう自分がおかしいのではなくて、
そうならざる苦しい状況が背後にあるんだなということです。
そういう捉え方ができるようになりました。

先生のおかげで、少し進歩しました。
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥メールここまで‥+

不安の「帰属」と「認知的評価」について、自分のことを客観的に見る
訓練をしている時に、このカフェの隣人の会話はとても気づきの多い
会話です。

大切なのは、「そうならざるを得ない苦しい状況が背後にある」ということ
なんです。

不安だーーと感情のアラームが騒がなくてはいけないくらい、
いろんなことがからまりあって今のあなたに起きていますよと。

何が自分に起きているのか、ちょっと事実を振り返るだけでも
客観的になれ、感情にふりまわされなくなります。

小難しくいえば、扁桃体の暴走を前頭前野で止めるということ。

ネガティブな感情に巻き込まれ・ふりまわされたら、
その時こそ、人間としての脳をフル活動する時です。

そうすれば、必要な感情からの情報を得て、対処ができます。

お薬を飲む必要もありません。

メールをくださったクライアントさんの場合は、
職場のイジメで対人的に恐怖感が強まり、恐怖にふくまれる
パニック・不安・神経質な予感を感じ取りやすくなっています。

その過剰な警報装置を止めるには、お薬ではなくて、
職場での対人関係スキルをみにつけ、安全に振る舞えるように
することです。

今日は、「統合失調症薬で17人死亡」というニュースも流れていました。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0901D_Z00C14A4CR0000/

心のことは、ガンだ骨折だといった不調とは違い、きったはったの
医学では改善しません。

ぜひ、表面の症状にとらわれず、本質的な根っこへの対応から
改善を目指してください。

今日も最後まで読んでくださったステキなあなたに
たくさんの幸せがおとずれますようにあひる

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