僕だけがいない街 | 気紛れな心の声

気紛れな心の声

気がついたこと 不意に感じたこと とりあえず残してみようって^^…最近は小説化しているけれど、私の書き方が上手くなるように感想くださいね

《あらすじ》

タイムリープによって18年前の児童連続誘拐事件の謎に迫る青年の奮闘を描いたSFミステリー。ピザ屋でアルバイトする売れない漫画家・悟は、ある日突然「リバイバル」という特殊な現象に見舞われるように。それは、周囲で悪いことが起きる気配を察すると自動的にその数分前に戻り、事件や事故の原因を取り除くまで何度でも繰り返すというものだった。リバイバルによって大事故を防いだものの自らが大怪我を負った悟は、同僚の愛梨や上京してきた母の看病で回復していく。そんなある日、悟の母が何者かに殺害されリバイバルが起きるが、今回はなぜか数分前ではなく18年前だった。そこは、悟の同級生が被害者となった連続誘拐殺人事件が起きる直前の世界だった。

 

《私的にコラムってみた》

同名漫画の映画化。感じ的には設定を映画用に直した感じのものですが、藤原竜也がなんともいい味を出しています。この作品の前まで、結構いかれた役が多かっただけにすごく新鮮に感じます。

漫画を書く青年が、不自然なきっかけに気づくと時間を戻り、いろいろなものを丁寧に直していく。それはある意味歴史の改変とも言えるが…その辺は娯楽ということでw

でも、もしこのリバイバルという能力、使えるとしたら、いくつかやり直したい時間が誰にでもあるかと思う。どんな人のどんなやり直しでも、ではなく一定のルールが存在しているのだろうけれど…そういうことに憧れを持つのは、人としてごく当たり前とも言えるのかもしれない。

過去に起きた事件、事故の何かを回避することができるのなら、そのための努力は惜しまないものだろう。

そこにある出会い。恋愛要素としては、ちょっと寂しいものもあるけれどドラマを盛り上げるエッセンスとしてはなくてはならないものです。

力強く生きるひとりの女性の生き様にも触れつつ…それが巻き込んでいくことになったとき、戸惑いと後悔の念の葛藤はなんとも言い表すこともできないのかもしれない。

追いかけるべき敵を追い詰めていく一方で起きる、作られた不幸の連鎖。それを止めるために、人には何ができるのだろうか。

人が強く居られたのはなぜだろうか。そんな事を考えるのもいいかもしれない作品なのかもしれません。

 

 

僕だけがいない街 スタンダードエディション [Blu-ray]
KADOKAWA / 角川書店
2016-08-03

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