unfair | 気紛れな心の声

気紛れな心の声

気がついたこと 不意に感じたこと とりあえず残してみようって^^…最近は小説化しているけれど、私の書き方が上手くなるように感想くださいね

unfair《あらすじ》
検挙率No.1でバツ1、警視庁トップの美人刑事・雪平夏見(篠原涼子)と、相棒で新米の刑事・安藤一之(瑛太)。かつて未成年者を射殺したことから、雪平はマスコミに追い回され、家族とも別居を強いられていた。
ある日、雪平のもとに何者かから小説が届き、小説に書いてあるとおりに予告殺人が起こる。現場に残された「アンフェアなのは誰か」という謎のメッセージ。その事件は、ある小説の内容に沿って殺人が進行していく、前代未聞の『推理小説予告型殺人』であり、事件が起こるたびに必ず「次の殺人予告」がされていく。さらに犯人は、予告小説に入札するようマスコミに要求するのであった。
破天荒な敏腕女刑事と、劇場型犯罪を楽しむ犯人の戦いが、いま始まる……。

《私的にコラムってみる?》
2006年1月に始まったテレビドラマ。原作は、脚本家の秦建日子の『推理日記』をスタートにする雪平夏見シリーズ(こちら読んでいないのでコラムれませんw)。テレビシリーズは3部に別れ、次回以降へと謎を残す形で進められていくもの。ひとつ飛ぶと人間関係が読み取れなくなる複雑さがあります。比較的暗い感じで進んでいきますがシュールな笑いを混ぜ込んだ見飽きがない作品です。個人的には2度見ても3度目はもういいかな^^;となります。
2周目みることで、あちらこちらに仕掛けられている謎を見ることができます。その部分でも見飽きはないと言えます。この作品で篠原涼子は女優としての地位を確立したともいえるかもしれません。
いま見返しても面白いとはお思えますが…なぜ見返すのか、テレビスペシャルも映画も、繋がっているからです。
別に前シリーズを見なくても内容はわかります。解るように作られていますが、作りこまれている作品だけに人物関係も抑えるとさらに面白いかもしれません。
さて最初の事件現場に残された『アンフェアは誰か』というメッセージの謎を解いていきます。一人の女が、心惹かれるままに追いかけた男の真実とは何だったのか…憎悪と悲しみが交錯する中で女は刑事としてどう結論をだすのか…
雪平が心に抱いた傷も言えないままに、雪平の娘が誘拐される事件が起きる。その身代金は募金。その集められたお金は企業の株価を引き上げるために投資に使えという要求に、警察組織は何を思い、何を考えるのか。官僚主義の側面も用意され阿部サダヲが良い味を出してくれます。本当にイラッとする役どころです…ただ、とっても若いですw
そして最終章。なぜ、殺人が続くのか…
元夫を疑うとき、女の心は再び傷を負うことになる。それは、ひとつの目的のために。誰が元夫を罠にはめたのか。そして、全ては、一人の憎悪が巻き起こした事件だった。
壮大な復讐。そこまで抱える男の闇に対して、女は、その思いを受け止めることができるのか。その存在を認め、必要とする相手が下す最後の結論。
彼は何を思い、何を願い復讐という心を枯渇させずに抱き続けることができたのか。
そして、彼に訪れた変化。
その結論は…想う事の苦しさに、女は、再び涙する。

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