《あらすじ》
依頼者との行き違い…それが全ての始まりだった。翔太郎の名をかたって、難事件に挑むことになったフィリップ。ファングジョーカーに変身して、アクセルとともに活躍をする。しかし、ドーパントとの戦いは激しさを増し、たった一人で仮面ライダーに変身することに。
《私的にコメント》
この前に呼んだ作品が、ちょっと寂しい結果だったので、期待を減らしつつよんでみました。
あらすじに絡む事が有るかもなので、気にらない場合は、飛ばしてください。
素直に面白かった。それでOKです
地球の記憶を利用するガイアメモリーの力に目を付けたのは、財団Xなのかどうかは、横においておいて、その力に気づき、それを使おうとする者が現れるとき、それに対峙する者が現れるのも、また当然なのかもしれない。
二人で一人の仮面ライダーとなる半熟の青年たちは、一人は体調不良で戦線離脱気味、一人は売り言葉に買い言葉で矢面にたつことになる。幸いにして、映像作品のおかげで、雰囲気は感じ取りやすいので作品を一度見て(後半くらいを2~3話)からだと直判りやすいかも。
文章作品の強みとして、新作の敵(ドーパント)が多数出てくるのもなかなか面白い。
ついでに加えておけば、作品でのみ出てきたライダーが、バンダイから発売になるのもなかなか斬新だ。
この作品は、平成ライダーを仕切りなおすようにだされていることもあり、色々な試みがされている。スピンオフ作品もそうだが…っこの後のライダーシリーズに影響を与える造りになっているのだが、小説の中ではそういう部分は見て取れない。
それはそれとして、普段は、部屋の中でのんびりしているフィリップが、仮面ライダー本体として奮闘する珍しい事件に、目を向けてみるのも良いかも知れない。
元々が子供番組からの企画だけに、さっと読めます。サッと読む方がいいかもしれなません。なかなか多い登場人物についていけないことも…