三銃士 | 気紛れな心の声

気紛れな心の声

気がついたこと 不意に感じたこと とりあえず残してみようって^^…最近は小説化しているけれど、私の書き方が上手くなるように感想くださいね


気紛れな心の声-三銃士
≪あらすじ≫

17世紀フランス、突然、王が死んだ事で王位を継承することになったルイ13世。それが全ての幕開けだったのかもしれない。もしも、ルイ13世に知識があったのなら、外交という経験があったのなら…。それはフランスだから起きたわけではない。日本の戦国であっても見られた光景がそこにはある。

国を思い、友を思い、民を思い動いた英雄三銃士。彼らが欲したものは隠された図面ひとつ。それを得るために命を掛けての作戦。もたらされた結果とは、成功。そして、待っていったのは、一つの裏切り。

その失敗はひとつの結果を生んだ。権力者リシュリューとの問題。失意の中の三銃士に向けられた仕打ちとは…

時は流れて1年後。銃士に憧れるダルタニアンは田舎町からパリを目指す。

ただ、たどり着いたパリは田舎者にはなかなかに手厳しい。

向かう途中で愛馬を馬鹿にしたロシュフォールとの因縁をきっかけに、ダルタニアンは、アトス、ポルトス、アラミスと決闘をすることになる。が、既に時代は決定を禁じていたりする(この辺のお温度差もならでは、だ)。

そこになだれ込む親衛隊に、ダルタニアンはロシュフォールを見つけ、40対1の喧嘩を始める。と言っても殺し合い。いとも簡単に相手を殺していく。その粗雑さに三銃士は参戦。40対4という戦いを勝利する。

それは、権力者リシュリューにとっては面白くのない話。彼の狙いは…。そのためにイギリスを巻き込み、そして王妃アンヌを巻き込んだ陰謀を画策する。そこにあるのは権力に対する純粋な思いなのかもしれない。そのために組み込まれていく仕掛けとは…。

王妃を慕う純粋な思いの侍女はダルタニアンに助けを頼み、戦場はイギリス、そして、ダ・ヴィンチが設計した飛行船が空を舞う中、銃士としてダルタニアンは何を選択するのか。

暗躍するリシュリューの思惑はどこまで成功するのか。

捨てたはずの「一人はみんなの~」を取り戻したアトスたち三銃士は…


≪勝手に感想≫

痛快です。三銃士を知らなくても正直にいいです。ここにあるのは恋愛物語。で、傷ついた男の傷は言えることなく…で、八つ当たりを受け入れるキャラがいいクッションになります。全く新しいタイプの三銃士ですが、アクションを含め、飽きさせない展開には脱帽です。

おすすめの一作です。

『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』公式サイト