私は一滴の水
小さな流れの中に入り
土をしめらせて
いつか一筋の河岸から
海へと雪(そそ)ぐ
生命という
永遠へつながる
大河にむかって
人はみな歩みをやめることなく
日々瞬々の光を受ける
人間というものは
本来 円光のように
やさしく
辺りを調和させているものなのだ
自分でそれと気付かずに光を
ふりまいている
それが本来の人間の相(すがた)
一筋の光も
一滴の水も
真理に照らされて
存在する
自由自在な
私のこころのなかに
一滴の水となり
一筋の光となる
よろこびが
あふれてくる