(前日から続く)
しかし、本当のところを言えば、神様と私の関係
なんですね。神様と私達の関係でもある。
人類と神の関係でもある。世界人類と私、
世界人類と神、という関係でもあります。そこには
比べるものなど全くないわけですよ。
分けへだてもないし、上下関係もない。ある
とすれば、無限に広がっていく、それだけですね。
あなたと私は兄弟なんですよと。同じく神から
分かれて来た生命なんですよと、分霊(わけ
みたま)なんですよと。だから、世界人類が
平和でありますようにと祈りをしている時に、
皆んな気持ちが平和になって、国連の時も
総立ちになって拍手が来たというのは、
皆んなが、ああ私達一人一人がみんな兄弟姉妹
なんだなあという一体感を、観念じゃなくて、
本当に実感したということですね。
そういう心を、一人一人の中に植え付けていく
運動というのが、祈りによる世界平和の運動
であり、この祈りによって皆んなが平和になって
行くという運動です。この運動は、なんか大きな
言挙(ことあげ)をして、我に大義あり、我こそ
正義というような運動じゃないんですね。一人ずつ
一人ずつ本当に一歩一歩、無理なく、本心へ
ひびいてゆく。一人一人の人達が、ああ本当だな、
ああそうだなあ、これは真理だな、そういう
気持ちは私の中にもあるなあ、と共感する。
(翌日へ続く)