(問) 脳死についてお伺いします。 よく肝臓とか
脳死の状態でないと内臓移植が出来ないということ
でしたので、私が以前登録について問い合わせて
いたら、白光誌上で、昌美先生が、脳死の状態では
完全に霊線が切れている訳ではないから、神様の
御心に反すると言われておりました。
他人の場合はそうだなと思うんですが、自分が
脳死状態でしたら、あまり役に立たないんで、自分の
内臓が誰かの役に立つんであればやりたいと
思いますがいけないことなんでしょうか。
(答) いけないとか、いけなくないという問題じゃ
ないんですね。霊線が切れてないということは
その通りなので、つまり、人間というのは、肉体死を
迎えてはじめて、霊体になって、上から自分を見て
守護霊に連れてゆかれるということがあるんですね。
そこに行くまで肉体に留まっているというのは
留まっているんです。
但し、脳死といっても色々な形がありまして。
つまり、皆の役に立ちたいという形で、愛念が
凝り固まっている、祈りに満ちているものであれば
その段階で、霊線というものは切れるにしても
切れ方が違うんですね。
自己満足で切れるんだったら、切れてしまう
というより切ってしまうというものであれば、人間の
我が儘になってしまう訳で。
誰かの役に、しかも、自分の愛する者の役に
立ちたいという場合には、これは我が儘にならない
訳ですから、我が儘にならない場合は
守護霊さんの方で許可をする場合がある訳ですね。
その場合には、自分達が判断するしないということ
よりも、自然に気持ちが動いちゃって、そこで、自分の
まわりの肉親、自分のみならず自分のまわりの
その人を知っている人達も、お医者さんも
看護婦さんも、全部、そういう環境が整った中で、
じゃあそうしましょうということになって、まわりの
空気が動いちゃう訳です。
そうじゃない場合というのは、どこかに自己満足なり
その人間の勝手な運命修正であったりということに
なってしまう訳です。その辺が非常に難しいんです。
だから、以前あなたが想った時に、ちょうど白光誌で
それはいけませんと言ったのは、決してその愛念が
いけないとか言った訳じゃなくて、科学と祈り心、宗教
というものが一致して、一緒のスタートラインに
立って、じゃあやりましょうという、あの段階では
まだそこまで行ってないんです。
心霊科学とか神界の方の科学は何を原点に
しているかというと、人間の想念波動の奥にある
生命波動のいのちを、どういう風に生かすか
というところにある訳です。
生命(いのち)を生かすというのは、単に肉体の
生命を生かすということだけではなくて、結局、生命
というのは、生き通しの生命ですから、死という
一つの肉体身の区切りを一つ受けて、又二つ受けて
十受けて、脱いで行って脱いで行って、神様に素直に
なるという、そういう為の生命波動科学というものを
神界でやっている訳ですね。
で、それを脳死の状態から、じゃあ誰かの役に
この臓器を立てようという場合には、肉体的にも
その人の生命が生き生きするし、あるいは、霊的にも
その人が一段階も二段階もレベルアップして、
守護霊さんの格もぐんと昇って、では次の世界で
この人にこのような修行をさせようとか、
生命波動科学のこの分野をこの人にさせようという
場合に、脳死の臓器移植ということが、両方いい形で
両方万歳の形で、きっとなってゆく訳ですが
あの段階ではまだ両方万歳の所まで
いかなかったんです。だからストップをかけたのです。
今だったら、もう色んな宇宙の霊人もおりますし、
それから、白光(真宏会)の中で平和の祈りを祈って
下さる方、外で白光の中の人ではないけれど、
この祈りはいい祈りだといって、名前も知らない
ような人達が、今世界中で沢山祈っていますから
そういう人達の結集したお祈りの力、真心、愛念
というものが善灯(ぜんとう)の固まりになって
そこで脳死OKというそっちの方へ、あるいは
臓器移植をして、自分も良くなり相手も良くなる
という、大調和の方向へもうそろそろゆきかけても
いい訳です。
だから、こうだからいけないということは、神様の
世界では全くない訳で、全く枠がないということは
完全に近い肉体を持ったまま、完全に近い霊性を
人間が持たなくてはいけないという、非常に難しい
ところがあって、その霊性ということは何かというと
本当に素直なやさしい真心、愛情ということ
なんですよね。愛情を発揮するということが
一点一画くり返しになりますが、自分の自己満足や
自分の我が儘や、自分だけの家族が満ち足りて
いればいいとか、そういう愛情じゃ甘いんですね。
その辺をもっともっと厳しくして、これが世界人類
にまで拡がってゆくような愛情の元になっていれば
一も二もなくすんなり環境が整っちゃって、自分が
力まなくても、臓器移植でも何でも出来るように
なっちゃう訳です。
もうそろそろあなたは登録してもいいですよ。
やりたいならおやりなさい。