昨年は、何度も何度も『光の菩薩のブログ』に、お越し下さり誠に有り難うございます。

心より感謝申し上げます。

『光の菩薩のブログ』読者の皆様方が、

真の幸福と成功・繁栄、

それから、神仏の光に満ちた2020年となりますように。

その一助となるように努めて参ります。

本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。 

 

2020年『鋼鉄の法』の年 元旦

 

 

高次なるもののために

諸々の比丘、比丘尼たちよ。
執着を断てと語った、私の教えを思い出すことができるであろうか。
私が、執着と語ったものの内容を思い出すことができるだろうか。
人間の地上での意思はともすれば弱くなり、肉体に隷属しがちである。
肉体の欲望に、
あるいは肉体を基盤として発生するところの欲望に流される。
そういう傾向があると、私は語った。
人間の欲そのものを悪しきものとは言うまい。
ばぜならば、人間も一種の生物として、
その種族の保存という、法則のもとに生きているからだ。
しかして、この種族の保存は、
ただ単に、動物・植物のように
保存されることのみをもって、よしとはされない。
あなたがた、法を学んだ者たちは、
あなたがた、仏陀の弟子と呼ばれる修行者たちは、
やはり、それ以上のものでなくてはならない。
単なる地上での生存を目的としてはならない。
地上での生存は、生存以上の目的があって、
はじめて肯定されるものなのである。
したがって、生存のための手段を、目的と間違えてはならない。
生存は、
それより高次なるものを支えるための手段であるということ、
地上に生存するということ自体が、
より高次なる目的に奉仕するものであるということ、
それを忘れてはならない。

あなたがたにも、欲望はあるであろう。
その欲望そのものは、
あなたがたの生命力と不可分になっているであろう。
欲望すべてを断つということは、
生命力を断つということにも等しいかもしれない。
それゆえに、私は常づねあなたがたに語っていたはずだ。
淫らな想いを断てと、
よこしまな思いを断てと、
そのように語っていたはずだ。
淫らなる情欲を断て。
よこしまなる金銭欲を断て。
よこしまなる支配欲を断て。
よこしまなる所有欲を断て。
よこしまなる飲食癖を断て。
そうしたことを、私は言っていた。
淫らな言葉を語るな。
よこしまなる心のもとに行動するな。
そうしたことを、いつもいつも我は語ってきたはずである。

以上、『仏陀再誕』―縁生の弟子たちへのメッセージ―