病から復活するパワー

生老病死(しょうろうびょうし)は釈尊の説いた四苦(しく)だ。
生まれることの苦しみは忘れやすく、
逆に喜ばれることも多い。
だが「老」「病」「死」は、
現代でも厳然たる苦しみである。
本人自身だけでなく、
家族や社会全体に及ぼす苦しみである。

心と身体(からだ)の不調和は、
単なる人生の運転技術の問題なのか。
それとも運命の影が、
神仏の光をさえぎるのか。

大病(たいびょう)が人生の節(ふし)として予定されていることもある。
本人の勉強にとってそれが避けがたい時もある。
だが中(ちゅう)・小(しょう)の病(やまい)は、
たいていは、無駄な悩みか、
仕事配分の失敗、
生活習慣上の不注意である。
神の子として当然の、
自己愛が軽視されている場合もある。

各人が他の人を愛する愛するとともに、
神の子としての自立、自覚も必要である。

他人との競争をしばしやめて、
心を休ませることも大切である。
自分もまた一匹の蛍のように、
闇夜に光を放つ存在である。
その小さな光を愛してみよう。

生霊(いきりょう)や死霊(しりょう)の害心もあろう。
すべすべとした鏡のように、
受け流すことが、復活のパワーとなるだろう。
 

 

幸福の科学グループ創始者 兼 総裁 大川隆法

心の指針179「病から復活するパワー」

 

病から復活するパワー―大川隆法総裁 心の指針179―
https://happy-science.jp/feature/kokoro/10972/