愛と感謝…

よく聞くフレーズです。

 

 

そしてそれは

人と人とのコミュニケーションにおいて

非常に重要なものであることは

間違いありません。

 

 

ですが…

それだけでは戦争は止まらない。

いや、正確には…

 

 

世界中の人が一斉

愛と感謝に包まれて表現出来るなら

止まるのでしょう。

 

 

けれど現実は違います。

そうなれないのが世界の仕組みです。

 

 

愛と感謝を…と言っていられるのは

日本が今はまだ平和だからです。

 

 

明日攻撃されたら果たして

同じように愛と感謝でと

言っていられるでしょうか?

 

 

警報が鳴り響く中で逃げ惑いながら

愛と感謝を…あなたを赦しますと

言っていられるでしょうか??

 

 

そろそろ…

平和ボケから目を冷ました方がいい。

日本も対岸の火事ではないのです。

 

 

 

 

基地モニターをしていたとき

隊員さんが仰っていました。

 

 

これからは

有人ではなく無人になります。

 

 

無人機・ドローンなどを使って

人が危険に晒されることなく

まるでゲームのようなことが起こります。

その想定で我々も訓練しています。

と…。

 

 

それがもう実際に行われています。

ドローンを使って攻撃。

人を使わない攻撃がリアルに。

 

 

今、わたしの大切な友人が

イスラエルにいます。

イランが2日以内に報復と知った日

どうしているかな?とメッセージをしたら

 

 

穏やかなビーチの写真と共に

日常を知らせてくれたわずか数時間後

ドローンが飛んできたというメッセージ。

 

 

ストーリーズでは

リアルな迎撃の瞬間の動画を

あげてくれていて…

 

 

彼女の無事をただ

願うことしか出来ないもどかしさと

日本にいることのなんとも言えない

複雑な気持ちを感じました。

 

 

世の中には一瞬で

穏やかな日常を奪われる人たちが

沢山いる現実がある中で

 

 

愛だの感謝だの赦しだのと

安全に守られた環境の中で言っていられる

 

 

そういうことは

平和が当たり前だと思い込んでいる

実に寝ボケた考えだなと

心底思ってしまいました。

 

 

幸い友人はまず攻撃対象にはなり得ない

(そこ攻撃したら色々と面倒なことになるから)

そういう地域に滞在しているため

今は無事で元気にしている

ということでホッとしていますが

 

 

リアルを知る彼女に対して

守られた安全な場所にいる私から

かけられる言葉は何も無い。

ということも痛感して…

 

 

愛だの感謝だのでは戦争は止められない。

 

 

そういう私自身も

カウンセラーとしてかける言葉を失う甘さ

のようなものを感じて

 

 

結局私自身も平和ボケしているんだと

思い知らされました。

 

 

そしてもうそれは

ここに暮している以上は

そういうものなんだと思うし

 

 

戦争のことは今のわたしには

分かりえないことなので

(これから先日本もどうなるか分かりませんが)

 

 

分からないまま何も出来ないまま

この守られた安全な場所で

わたしに出来ることだけを

ただ淡々としていこう。

改めてそう感じました。

 

 

それともう1つ…

少し疑問に思っていることがあるのですが

それはまた別の記事にしようと思います。

 

 

おしまい。