先日義母の病院へ。
検査日は採尿がカオスなので
ホントストレスですが
TOMOさんが半休とってくれたので
1人じゃない心強さで
何とか頑張れました。
お世話になっている先生が
３月で退職されると聞き
転院と言われていたのですが
４月から月２回来ることになったそうで
転院せずに済みそうです♡
義母の調子は相変わらずで
そもそも初めて伺ったときの主訴が
歩行困難だったもので
以降ずーっと先生は
歩行にまつわる神経を気にしていて
それ以外については
あまり多くを語ってくれず
というかもう
こちらの主訴はそれじゃなく
認知症についてなのですが…
それには全く応じる気配が
基本的にはないことが困る。
なのでこちらから
積極的に質問しないと
何もわからないまま診察が終わるため
今回も先生の話が終わるや否や
間髪入れずに質問を…。
夜間の独り言が止まらないこと
食事中に遊びだすこと
これについて
今診て頂いている神経との関りは？
と聞いてみました。
先生の回答は…
それは認知症の症状ですが
それを治療する薬となると
特効薬はないため
睡眠薬ということになります。
しかし睡眠薬の投与は
全く効かないか、効きすぎるかであり
そもそも治療薬ではないので
症状を消すことは出来ないです。
夜間独り言を言っていて
昼間はどうしてますか？
昼間も独り言が続きます。
でも突然寝たりします。
では睡眠は取れている
ということになりますよね。
だとしたら睡眠薬は必要ですか？
良く考えてみて下さい。
認知症というのは
子供返りなんですよ。
自由に生きていた時代に戻る。
子供は寝たいときに寝て
食べたいときに食べて
やりたくないことはやらず
やりたいことだけをやっているでしょう？
義母さんはいま
その状態に戻っているということで
義母さんにとってそれは
とても自由に幸せに生きている
ということになりませんか？
それを薬物を利用して
コチラ側の都合で何とかしようとする
というのはどう思いますか？
もちろん、介護者の負担
という部分はあるでしょうから
そこの折り合いが付かないのならば
プロに任せたらどうですか？
既にデイとショートは使ってます。
ただ…夜が…と思っていたので。
そこのやりくりを上手くやって
それでも折り合いが付かないなら
投薬という方法もありますが
それは今必要ですか？
…
…
確かに。
と思ったので今回は睡眠薬はなしに。
もう少し頑張ってみます。
そう伝えたら
頑張って倒れたら大変なので
頑張りすぎも良くないけれどね
と仰っていただけましたが
改めて先生のお話を聞いて
そうだよね～と思ったのでした。
本人はいたって幸せに生きている。
自由に好きなように生きている。
それをこちらの都合で薬を用いて
アレコレするのは尊厳にかかわるよねと
心底思いました。
自由を奪うって
わたしはなんだかすごくイヤ。
だけど見方を変えると
わたしの自由が奪われているのだけど
笑
それでも睡眠薬を使うというのは
決めるのは簡単なことではあるけれど
自由だけでなく尊厳も奪う行為なんだなと
その重要性を考えさせられる時間でした。
良い先生に出逢えたなと
改めて感じました。
きっと…ビジネスライクな先生なら
睡眠薬をアッサリ出しただろうなと。
わたしはこのことをキッカケに
もっと認知症のことを理解出来たし
自由とか尊厳とかを改めて考えて
自分のしていることが
一体誰の目線になっているかを
俯瞰することが出来て
施設を利用する意味も
改めて理解出来たことが
ただただありがたいなと感じました。
果たして今の生活自体も
義母にとっての尊厳や自由は
維持できている状態だろうか？
そろそろ特養のキャンセル待ちを
入れておいた方が良いのではないか？
そうなると今後は
そこの部分の支払いも絡んでくるので
私自身の働き方も見直すことが
必要になるのではないか？
預ける選択をするのは簡単ですが
特養だとしても介護保険外の実費で
月に２０万円近い負担…
義母は国民年金（しかも中途加入）だから
月に２万円ちょっとしか入らないので
差額はわたし達が支払うとなると…
いや〜…
個人事業＋ダブルワーク必至になるかな？
固定の収入は絶対必要になるよね…。
（いや、個人事業でそのくらい稼ぐ気起こせ笑）
だけどそれだとわたしは
おそらくフルタイム勤務が必要で
収入は全額施設行きになる？
わたし…何のために生きてる？
とはいえ…
そういうこともいよいよ本腰入れて
考えていく時期なのかもなぁ～
なんとなく考えてはいたけれど
より具体的な計画が必要だなぁ〜
とも感じました。