エテュセの「リップエッセンス(ホット)」——通称ほてリップ。口コミを読む前に、知っておくべきことが1つあります。
この商品は、数量限定でしか出ません。そして中身が一度変わっています。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2018年 | 数量限定で発売(初代)。SNSで話題になり「ほてリップ」と呼ばれる |
| 2023年12月 | 数量限定で復刻。原材料の調達が難しく、初代と同じ処方はこれが最後と告知される |
| 2025年11月 | 新処方で数量限定発売。「秋冬の唇乾燥期に合わせて季節限定での発売を予定」 |
つまり検索して出てくる口コミは、初代・2023年復刻・2025年新処方が混ざっています。
そして、両方を知っている人がこう書いています。
エテュセ リップエッセンスの口コミは「どの世代か」で読み分ける
先ほどの投稿が示しているのは、悪くなったということではありません。「荒れないし、悪くはない」と書いています。
問題は期待値のズレです。
初代を何度もリピートしていた人が、同じつもりで買うと差を感じる。逆に、初めて買う人には比べる対象がありません。
だから口コミを読むときは、こう考えてください。
・「前と違う」という投稿……新旧を比べている人の声
・比較に触れていない投稿……そのまま使用感の参考にできる
メーカーの説明は「初代ほてリップのジンジンほてったような発色やぷっくりツヤ感仕上がりはそのままに、新処方で再登場」です。方向性は引き継いでいて、中身の作りが変わったという位置づけになります。
初めて買うなら、気にせず今のものを試して構いません。「昔のあれをもう一度」という買い方をする人だけ、この差を頭に入れておいてください。
ピリピリの正体は「メルティースパイス処方」
口コミで必ず出てくるのがピリピリ感です。これは不具合ではなく、そういう処方です。
メーカーはこの処方を「メルティースパイス処方」と呼んでいます。スパイスです。名前のとおりの感覚が来ます。
・ぴりぴりします。辛いものを食べたときの感じ。縦じわが少しわかりにくくなる
・少し時間を置いてほんのりあったかくなってくるのが面白いです。元々赤みがある方の唇ですが、すごくキレイに発色してくれるし潤う
・ピリピリするのがクセになり気に入って使っていました
「辛いものを食べたときの感じ」——これが一番わかりやすい表現です。痛みではなく、刺激。そして「クセになる」と書く人がいるくらいには、気持ちよさの側にあります。
刺激の強さが心配な人へ、判断材料を1つ。上の3つ目は敏感肌の方の投稿です。「荒れない」という言及は複数あります。
ただし感じ方に差があるのは確かです。唇が切れている、荒れているときに試す商品ではありません。唇が落ち着いているときに使ってください。
色はほとんどつきません。血色を「出す」商品です
ここを誤解すると確実にがっかりします。
色を求めて重ね塗りすると、減りだけが早くなります。この商品はそういう使い方をするものではありません。
本来の評価はこちらです。
・ほんのり血色だすくらいの発色です
・ナチュラルな血色のいい唇を作れます!リップの下地としてもいいですけど、日焼け止めだけとか薄いメイクの時に
・口紅の気分でない日にピッタリ。ほんのり色づき血色がよくなった印象に
色をのせるのではなく、自分の血色を出す。だから「元からこの色だった」ように見えます。
使いどころもはっきりしています。口紅を塗る気分ではない日。日焼け止めだけの薄いメイクの日。あるいは口紅の下地。
発色するリップがほしいなら、この商品は選択肢に入りません。そこは口紅やティントの仕事です。
繰り出しすぎると中身が落ちます
最後に、知らないと損をする点を1つ。
この商品は繰り出し式のスティックです。ジェルやチューブではありません。口コミにも「少しずつ繰り出して使う形です」とあります。
そして、こういう投稿があります。
中身が柔らかく、出しすぎると折れて落ちます。2gしかないので、一度折れると痛手です。
メーカーの使い方にも、量が指定されています。
2mm。普通のリップスティックの感覚で回すと出しすぎます。「ゆっくり回し」と書かれているのも、そういうことです。
エテュセ リップエッセンスの口コミまとめ
口コミを読むときの前提を整理します。
・ピリピリは「メルティースパイス処方」。辛いものを食べたときの感じ
・色はほとんどつかない。自分の血色を出すタイプ
・繰り出しは2mmまで。出しすぎると折れる
・数量限定・季節限定。いつでも買い足せる商品ではない
口紅を塗るほどではない日に、唇を整えたい。プランパーを一度試してみたい。——そういう人には合います。刺激が「クセになる」側に入れば、なおさらです。
逆に、しっかり色をつけたい人、唇が荒れている人、いつでも買い足したい人には向きません。特に最後の点は、この商品の性格そのものです。
気になっているなら、出ているときに試す。それがこの商品との付き合い方です。