ローコスト住宅についての基本的な解説 | 小漁師のちょっとした研究室 - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)さんより転載☆

2023.12.25

 

 

ローコスト住宅についての基本的な解説

 

 

みなさん、こんにちは。
いつも読んで下さり、感謝します。

本日は、家のお話です。
よろしく、お付き合いください。
今回は、直接体験からの考察です。

暑さ寒さは、思っている以上に波動を下げます。
性能の悪い家に住んでいると、大きなストレスが常に存在します。
若い内はまだいいですが、筋肉が衰えてくると、
体温の維持が難しくなるので、大変です。
熱中症やヒートショックでの死亡例が増えます。

日本人には、快適な家を与えるな!
という闇の意識が作用して、快適な家はなかなか見当たりません。

今回は、ローコスト住宅について考察することで、
日本の住宅の闇について触れていきます。

ローコストな家は、安かろう悪かろうの典型だと思います。
出来上がりの見た目は、まあ、普通です。
でも、住んでみると、快適でないことがわかります。
それは、夏暑く冬寒いからです。
気密断熱がとられていないのが主な原因です。
一応、断熱材は使っていますが、ほとんど役に立っていないようです。
隙間だらけだからです。外気がスース―入ってきます。
ローコストな家は、気密処理がいい加減です。
気密を完璧に近いものにするには、優れた資材を使い、
優秀な職人が労力をかけて丁寧に施工する必要がありますが、
それでは、オーバーコストになるので、やりません。

以前の私の家は、ローコストではありませんでしたが、
気密断熱施工が低レベルで、冬は相当寒かったです。
各部屋にエアコンを付けて、コタツに入って寒さを凌いでいました。
廊下、風呂、トイレの寒さといったらありません。
家の中の気温差が、危険領域でした。

ローコスト住宅では、同じような生活になるでしょう。
暖房器具代と光熱費が半端なくかかりますので、
日常的なパフォーマンスは、とてもハイコストです。
そのうえ、毎日の寒さがつらいのです。


家を長持ちさせるには、雨漏りを防ぐのが第一です。
ローコストな家は、低レベルの防水材を使うことが多いので、
屋根から、壁から、躯体の角の隙間から、水が入りやすくなります。

それに加えて、換気や通気が悪く、
室内の水蒸気が溜まりやすいので、
あちこちで結露し、仕上げ材にカビが発生したり、
躯体が腐ってしまったりします。
白アリは、水分が多い所を好んで侵入します。
私の前の家も、白アリにひどくやられたことがありました。
原因は、雨漏りでした。
改装工事で多大な出費がありました。
もう、雨漏りはこりごりだと思いましたね。

ローコストだと、家が長持ちしないでしょう。
改装の数も多くなり、非常にハイコストな住宅に変容するでしょう。

結局のところ、ローコストなのは、初期投資だけです。
その後は、光熱費や改装に多額の出費をするので、
決してローコストとは言えなくなります。
気密断熱がしっかりした家は、初期投資にはお金がかかりますが、
長い目で見ると、安かったよねということになるでしょう。
毎日の生活が、楽しくて豊かになります。

良い家を造ろうという工務店は、
よく研究されていて、いい家を造りたいという情熱がありますので、
気密断熱がしっかりしていて、雨漏りが無い家を建てるでしょう。

これから、家を建てようとするならば、
以上のようなことをよくよく配慮されることをお勧めします。

業者と正式に契約する前には、
気密断熱について、雨漏り・通気について、
徹底的に確かめる必要があります。

ローコストでなくても、必ず、
「中間気密測定」しますか?
と尋ね、それはやらないという会社は、断った方がよいでしょう。
気密に自信がないのが大きな理由だと思います。

オープンハウスを見学するのは、冬がいいです。
良い家は、家中どこへ行っても暖かいと感じます。
エアコンが何台もある家は、NGです。
室外機がどのくらいあるかを確かめてみるとよいでしょう。
良い家は、1台で建物全体の冷暖房をまかないます。

床暖房や、いま流行りの薪ストーブなど、
エアコン以外の暖房器具がある家も止めた方がいいと思います。
気密断熱に自信が無い証拠ですし、
メンテナンスがとても大変です。
コストも手間もとんでもなくかかります。
良い家は、床を暖めなくても温かいです。

余談ですが、中古住宅を購入してリノベーションするのは、
止めた方がいいです。その理由は、下の動画をご覧ください。
発信者は、気密断熱でトップレベルの建築会社の代表者です。

https://youtu.be/v7w9sMHXI-8


ということで、今回は、私の実体験を踏まえ、
良い家と不良な家との比較をしてみました。

ご精読、ありがとうございました。


 

【転載終了】

 

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