今、永遠であること・・・フランシス・ルシール

気づきを体感覚の領域に浸透させると、

光が闇を消すように

心身相関構造全体を浄化し、

古い残留物を消し去ります。

このプロセスは、

しばらくの間かかるかもしれません。

ずっとあった恐怖のせいで三十年もの間、

私は肩を上げっぱなしでいたとすると、

まずこの恐怖を消し去らなくてならず、

これは自分が個という実体ではないと認識した瞬間に起こります。

そしてある時点で、この防衛的な姿勢は今の場面では

必要ないとわたしに教えるために、わたしの体は信号、つまり感覚を送ります。

より洗練された次元から次第に新しい感覚が起こり、

適切な迎え入れる意識で受け止められると、

この次元で新しい解放が起こります。

このようにして、

気づきは体の全体の構造や組織に次第に行きわたり、

心身相関的な自我の残留物を溶解します。

体の気づきが深くなると、重さと緊張が消えます。

体は透明で空っぽに感じられ、
ある時点で「光っている」ように感じられるようになります。
皮膚の表面で制限された物質的な固まりとして感じられることはなくなり、
周囲の空間に広がっていく気づきの精妙な流れとして感じられ、その後、
この周囲の空間をも内包していると感じられます。


・・・「今、永遠であること」　フランシス・ルシール・・　続きます。