私の姉はシングルマザーです。
大学生、高校生の娘と、
新しいパートナーとの間に1歳になる娘がいます。
そして本当はもう一人、1歳の娘のお兄ちゃんにあたる、
男の子を死産で産んでいます。
姉はシングルマザーになってから、
看護師の資格を取り、今も国立の大学病院でバリバリ働く、
私の尊敬する大好きなお姉ちゃんです。
忙しいのと、あまり携帯などを持たない、見ないタイプで、
連絡を取ることが至難の業ですが・・・。
いざという時には頼りになるお姉ちゃん。
その当時妊娠に関する知識もなく、
詳しいことは聞けなかったけど。
妊娠20週位のエコーで異常を指摘され、
何度も大きな病院で検査を受け、
赤ちゃんが生まれてきても、
生きることが難しい、
と判断されたようです。
私が切迫流産から入院し、
子宮口も開いてしまい、
「もう赤ちゃんが未熟なまま出てきてしまう。」
「このままでは障害が残ってしまうかもしれない」
と泣いて電話をしたとき、
「障害があったっていいじゃない。」
「おなかの赤ちゃんはあなたを苦しませるために
生まれてくるのでは決してない。
だからドーンと構えて、あるがままを受け入れよう。」
と言ってくれたお姉ちゃん。
とても強い姉ですが、
今でもお空に帰った男の子のことを思い出し、
涙が止まらない時がある、と言っていました。
私にできることは少ないけれど、
数々の困難を乗り越えて生まれてきてくれたひかりを、
この先何があっても受け入れて、愛して、育てていく。
そしてお空に帰っていった、
私の初めての甥っ子のことを忘れない。
それは絶対に守っていこうと思うのです。
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