毎週土曜日は実家へ介護に行く。
筍ご飯を炊いて
美味しく出来たから喜んでくれるだろう![]()
少しいつもより遅くなってしまったけど
雨で散歩出来ないから「まぁ、いいか」と、
出掛けた。
最初、ヘルパーさんが来たのかと思って
「お早うございます」と丁寧に挨拶してくれる母。
「私だよー」と一応主張して母に声を掛ける。
オムツがたっぷりでスボンの中で
膝まで落ちてるのがわかる。
もう、それくらいでは声を荒らげず対応出来る。
中に💩があっても、大丈夫。
床に水溜りが出来ていても大丈夫。
「トイレ行って、着替えよー」と声を掛け
すんなり誘導出来る。
トイレに座らせて汚れた物を全部突破らって
洗濯機へ放り込む。
トイレに座っている間に
今度はベッドの上の片付け。
汚れたシーツ、
汚れてもいいように敷いてある広げたオムツ
水溜りを拭いて除菌シートで拭きあげる。
キレイにセットし直して
トイレに迎えに行く。
絞ったタオルで体を拭き
新しい服を着せ
食卓に座らせる。
今日は全然イライラしなくてスムーズだ![]()
わたし「お腹空いたね~。筍ご飯作ってきたよ〜😊」
母「あー、ほんとー。嬉しいー。」
お茶碗に握ってラップに巻いた筍ご飯を移して
箸を渡す。
お腹ペコペコの母はパクパク食べる。
台所にフリーズドライの味噌汁を取りに行く。
味噌汁用に用意してあるカップの中に
噛じったあとのあるフリーズドライが入っている。
「あ、また齧っちゃったんだ、、、」
と思いながらも部屋へ持って行きそこにお湯を入れる。
そこで
「お味噌汁は噛じらないで、お湯を入れるんだよ。」
と余計なことを一言。
罪悪感、その1![]()
食卓の上にあった食べっ放しの物を台所へ片付け
戻って来ると
2つ目の筍ご飯のおにぎりを手に取って
パクパク食べている母。
「そのまま噛じるとラップも食べちゃうから
お茶碗に移してよ。いつも言ってるじゃん。」
と少し強めに言ってお茶碗へ移す。
罪悪感、その2![]()
台所へ行って買って来た漬物を半分切って食卓へ戻ると(もう半分は冷蔵庫へ)
3個目の筍ご飯のおにぎりを噛じっている母。
「え
もう3つ目
」
罪悪感、その3![]()
えー、もう明日の分(明日は私は来ない)なくなっちゃうよ![]()
でも、お腹ペコペコで、私の筍ご飯も美味しくて
沢山食べるのは食べないより良いことだ、
と自分に言い聞かせる。
筍ご飯、お味噌汁、漬物を食べている間に
汚れた羽毛布団をコインランドリーへ持って行く。
雨の中、歩いて10分弱。
なるべく色んなことを考えないように、音楽を聴きながら。
家に戻ると
台所で向こうを向いて立っている母。
わたし「あれ?どうしたの?
何してるの?」
母「いや、何も。もう寝ようかと思って、、、」
わたし「あ、そうなの?部屋はあっちだよ、、、」
母が部屋へ移動して行くと
母が立っていた横にあった段ボール箱の上には
さっき切って冷蔵庫に入れておいたもう半分の漬物が。
「ねえ、こんな所で立ち食いしてないで、部屋に持って行って食べてよ。」
だいぶ大きな声のわたし、、、
食卓に行ってテーブルに漬物の器を置くと
立ったまま手で漬物を食べ始める母。
「立ち食い止めて❗
手で食べるの止めて❗
箸使ってよ❗
いつも手掴みでもの食べてないでしょ❗」
と、大声なわたし。
わたし「食べ物は箸で食べるんしょ![]()
いつも手づかみで食べてんの![]()
」
母「そうです」
この「そうです」の言い方は
「うるさいな」の気持ちが詰まった「そうです」。
罪悪感、その4![]()
そして、
持って行った筍ご飯のおにぎりも4つたいらげ
更に梅干しのおにぎりも1個たいらげ、、、
全部で5個のおにぎりをたいらげた母。
すごい食欲![]()
大声を上げてしまった自分を落ち着かせるためにも
そして毎回改善を願って続けている靈氣を
背中に当てながらカタカムナウタヒを唱える。
コインランドリーへ布団を取りに行く。
行きながら
「今日は調子良かったのに
イライラが出て来たな、、、![]()
雨のせいかな、、、![]()
仕方ない、仕方ない
にんげんだもの
」
と、自分を許す作業。
家に戻って、トイレへ促し
就寝前の支度をする。
ただ、淡々と。
ベッドへ寝かせて
「もうバスの時間だから、帰るね。」
返事がない。
「じゃあね、おやすみ。」
返事がない。
今日は耳を塞いている母。
耳を塞がせてしまったわたし。
また湧き上がる罪悪感![]()
これが日々の繰り返し、、、