以下は、このサイトに掲載した「団体総括」の文書が出来上がるまでに行った、「総括会合」の概要記録です。


【1】オウム事件の勉強会について(2004年末~2007年)

 2004年末、オウム真理教の後継団体である「アレフ(旧・アーレフ)」の内部対立が起こるなか発足した、「ひかりの輪」の前身・「代表派(上祐派)」では、2004年末から2007年にかけて、オウム事件の勉強会が行われました。

 2年間で、細かいものを合わせれば、数十回にわたって開催されました。

 

 一般書籍、裁判記録、特別番組のビデオなどの様々な資料を用いてオウム事件を直視し、その実態を調べていく内容の勉強会や、出所した信者リンチ事件などの事件関与者や、裏で行われていたオウム真理教の違法行為の事情を知る者が講師となって、事件の実態を皆に知らせる勉強会などが行われました。

 

 一度、リカバリー・サポート・センターという被害者支援機構の方から、事件被害者の方や、被害者遺族の方の被害状況などを間接的にお聞きする勉強会も行われました。


 これらの2年間の活動は、アレフを脱会する決断への大きな一因となっていきました。
 


【2】総括会合について(2007年8月~)


 2007年3月に、「代表派(上祐派)」の数十人のメンバーは、アレフを脱会し、2007年に「ひかりの輪」という新団体を立ち上げ、その後、2007年8月から、オウム真理教時代を総括する「総括会合」を行いました。

 これは、アレフを脱会した各人が、人生をやり直す第一歩を踏み出す際に、まず最初にやらなければならないことであるとともに、団体として、オウム真理教の過ちを総括し、その再発を防止する道を模索するために必要不可欠な会合でした。

 一つの目標として、オウム時代の総括文書を作成することに決め、麻原が「麻原彰晃」と名乗り始めた1983年から、時系列的に、オウム・アーレフ時代を振り返っていく作業を行いました。

 

 年ごとに、麻原の言動、教団の行動、そこでの参加者各人の行動を思い起こし、自分たちのどこが誤っていたのかを徹底的に認識し、議論し、総括していきました。

 以下に、2008年度に行われた、主な総括会合の一例を記します。細かいものを含めれば、これよりも多数開かれていますが、記録が残っていないので、記録のあるもののみ表示します。

 

 これらの会合の結果、このサイトに掲載した、各種の総括文書が完成していくことになりました。

 


◆2008年に行われた主な総括会合の記録
(※以下「本部」は、世田谷にあるひかりの輪東京本部教室のこと)

1/27: オウム事件について (全体に対し、本部にて)
2/7: 森永ヒ素ミルク事件の際の森永乳業の真摯な反省から学ぶ (本部居住者に対し、本部にて)
2/21: オウム事件について (本部居住者に対し、本部にて)
3/18: 1995年以降のオウムの歴史について (本部居住者に対し、本部にて)
3/25: 同上 (指導員に対し、本部にて)
4/ 1: オウム事件について (全体に対し、本部にて)
4/16: 1995年以降のオウムの歴史について (全体に対し、本部にて)
5/13: 1995年までのオウム事件について (全体に対し、本部にて)
5/19: 総括における償いの気持ちの重要性 (指導員に対し、本部にて)
5/20:  同上 (同上)
5/20: 1995年までのオウム事件について・特に1990年まで(全体に対し、本部にて)
5/27: 1995年までのオウム事件について (指導員に対し、本部にて)
5/27:  同上 (全体に対し、本部にて)
6/ 3:  同上 (指導員に対し、本部にて)
6/ 4:  同上(指導員に対し、本部にて)
7/ 2 同上 (指導員などに対し、上高地聖地巡礼にて)
7/ 4: 同上 (団体総括文書『オウム時代の総括と今後』について、役員会の承認)
8/22: 心理学に基づくオウム総括(指導員に対し、小諸支部にて)
8/28: 個人の総括を深めること(指導員に対し、本部にて)
9/16: 心理学に基づくオウム総括と、個人の総括(指導員に対し、本部にて)

◎以降は、総括文書が完成したため、文書を使用し、本部居住者に対し、本部にて行った会合

10/ 6: オウム事件と賠償について
10/ 7: (同上)
10/ 9: 広末晃敏の総括について
10/16: オウム事件について
10/17: (同上)
10/18: (同上)
10/19: (同上)
10/20: (同上)
10/21: (同上)
10/22: (同上)
10/23: (同上)
10/24: (同上)
10/26: (同上)
10/27: (同上)
10/28: (同上)
10/29: (同上)
10/30: (同上)
10/31: (同上)
11/ 7: (同上)
11/ 8: (同上)
11/10: (同上)
11/11: (同上)
11/12: (同上)
11/14: (同上)
11/17: (同上)
11/18: (同上)
11/20: (同上)
11/22: (同上)
11/24: (同上)
11/26: (同上)
11/28: (同上)

 

(その後は、指導員や会員の会合等などのあらゆる機会を通じて、総括を深め続けています)

 

                                 以 上