これは今から5年前に母が希少がんのGISTと診断された時の体験記です。


【経過観察を選んだ結果/共存】

セカンドオピニオンの先生が、主治医の先生宛に報告書を書いてくれたので、それを持って主治医の先生の診察を受けました。

その時に家族で色々悩んだ結果、最終的にリスクを理解した上で、経過観察で様子をみたいということを先生にお話しました。


そして、半年に1回の検査で経過を見ることになり、3年が過ぎた頃に先生から話がありました。


「腫瘍が大きくなることもなく、他への転移もないので、1年に1回の検査にするか、検査をやらずに、何かあったら来てもらうでも大丈夫ですよ。どうしますか?」

と聞かれて、全く検査を受けなくなるのは不安だったので、1年に1回の検査で定期的に見てもらうことにしましたが、さらに1年が過ぎた頃に先生が


「4年間、経過観察をしてきて、大きさも全く変わらない状態で転移等も見られないので、とりあえずここで経過観察は終わりにして大丈夫だと思います。もし何かあれば連絡下さい」

と言い、その後に笑顔で


「あの時に経過観察を選んで正解でしたね」


と言いました。

その先生の言葉に、泣きそうになりました。経過観察を選んだ後は、途中で母に何かあったらどうしようと、ずっと不安な気持ちで過ごしてきました。

手術と経過観察のどちらを選んでもリスクがあると言われていましたが、経過観察を選んだことが、母の場合は正解だったという結果になり、今後は胃にある腫瘍と共存しながら自宅で様子をみていくことになりました。


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これで母の希少がんGISTの体験記は終わりです。

現在も母は要介護の状態ではありますが、ケアマネさんやヘルパーさんの力も借りながら、自宅で穏やかに生活しています。


ここまでお読みいただきありがとうございました。



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