今から約3年前に私が胃がんで入院、手術した時の回想記です。

 

 

【内視鏡検査とがん告知】

胃内視鏡検査が始まり、「力を抜いて」と言われても、緊張から身体に力が入ってしまい苦しくて何度も「オエッ!」となり涙が滲みました。


それでも看護師さんが背中を優しくさすってくれるので、なんとか検査を終えることができました。

診察台からゆっくりと起き上がると、先生から

「胃に2センチの癌があるから手術で切除する必要があります」

と言われ、逆流性食道炎か胃潰瘍かもしれないと思っていたので、一瞬言葉が出てきませんでした。


「来週診察予約を入れておくので、ご家族と相談の上、今後の治療についてお話しましょう」

と先生が言った時、私は咄嗟に

「来週のその日は母の白内障の手術日なので、予約はその後にしてもらってもいいですか?」

と先生に聞いていました。

先生は私をじっと見て

「白内障は命取られないけど胃がんは命に関わるから、こっちを優先しないと」

と言いました。


「わかりました…来週よろしくお願いします」

と先生に言って、会計で来週の予約票をもらい家に帰りました。

この時、家にどうやって帰ったのか覚えていません。頭の中で先生が言った言葉がグルグルと回り(命を取られるかもしれないような病状なのかな…)と不安でいっぱいでした。

家に帰ると夫に

「検査はどうだった?」

と聞かれて、

「癌だった。2センチだって…」

と言うと、夫は

「会社の人で胃がんになった人が何人かいるけど、手術で良くなったから心配しなくても大丈夫だよ」

と明るく励ましてくれましたが、私は先生の言葉が頭から離れず、その日はほとんど眠れませんでした。

 

次の日から入院手術をする病院を探し始めました。今回、胃内視鏡検査を受けた病院では胃がんの手術をやっていないので、何処に入院して手術を受けたらいいのか、病院の口コミを見たり、胃がんで入院手術した人の闘病記を次から次へと何日も読み続けました。

 

 

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こころの自然療法

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