2013年11月中旬~下旬。

翌週に京都旅行を控えて、その週は、また、会社に出社し始めていた。
相変わらず、出社しようとすると体調が悪くなり、出社後は更に悪くなる。

そんな私の体調を心配して、気功でいろんな所を治してしまう先生を
上司が紹介してくれた。
上司は本当に私のことを心配してくれていた。

気功の先生にみてもらうと、

『更年期に疲れがたまってるだけだね。大丈夫だよ。
   漢方のかみしょうようさんていうのを1ヶ月位飲むと大分よくなるよ。
   薬局にも売ってるけど医者でだしてもらったほうが安いかな』

と言われた。

『重大な病気はないよ』
そう言われて、ちょっとホッとしている自分がいた。

会社を辞めさせるために、体調が悪くなっているんだろうなぁ

『会社の時しか悪くならないし』

そうは思っていたけど、
それでも、やっぱり、
自分の不調は気にはなっていたようだった。

上司の紹介で診てもらっているので、
漢方はもらっておいたほうがいいな』
そう思って、翌日、漢方をだしてくれる内科に行った。

受付では、

『どうしました?』 
『更年期みたいで体調が悪くて・・・』

こんなやりとりがあったと思う。

で、経緯は忘れてしまったけど、『会社に行けなくなったりして』なんて
最近の出来事を看護師さんに話した途端・・・。

手がぶるぶると震え始めた。
涙が出てきて止まらなくなった。

『また始まっちゃったよ( ̄◇ ̄;)』

正直、自分ではそう思った。

看護師さんにダメ押しのように聞かれた。
『会社に行けなくなったりしてるんですね?』

『会社には行きたいと思ってるんです。
  でも行けなくなったりしてて・・・
(´;ω;`)ウゥゥ

震えて泣きながら話している私じゃない私。

看護師さんは、他の人に見えないところに誘導してくれて、
震えと涙が収まるまで待っててくれた。

落ち着いた頃、別の問診票を2枚、渡された。

診察室に呼ばれて、お医者様と少し話しをした。
お医者様は、さっき書いた問診票を見ながら、ごくごく普通に言った。

『あなたはね、うつとパニック障害なんだよ』

( ̄▽ ̄;)!!ガーン

呆然とする私にお構いなしで、お医者様は次から次へと話す。

『もう会社行っちゃダメだよ。悪くなるからね』

『診断書を書くから、とにかく家でじっと休んでいること!!』

『12月末で退職なの?   ちょうどいいじゃない。
   このまま12月末まで自宅療養にしておくから』

何がちょうどいいんだろ?

内心ツッコミを入れている私。

更にこんなことも言われた。

『京都旅行?ダメダメ‼︎
   みんな、旅行に行って気分転換とか、景色の良い所でのんびりとか
   勘違いするんだけどね、
   そんなことしたら体力を消耗するの。
   家で休息してないとダメなんだよ!!』

・・・

多分、大丈夫だと思う
(-。-;)

とは思ったけど、そんなこと言えるわけもなく、
素直に返事をして、処方箋をもらって病院を出た。

展開の早さに呆然としたまま車に戻る。

会社に連絡したら上司が不在だったから、代わりの人に
お医者様に言われたことを簡単に伝えて、お休みをもらった。

どこか上の空だった。
どうしても現実だとは思えなかった。
体調は、もうすっかりいつもの状態に戻っている。

呆然としながら思った。
『引継ぎさえ、させてもらえないのか』

不在だった上司には、週明けに改めて電話した。

正式にその日からの休養が決まり、
その日、手続き上は別として、私は会社員ではなくなった。

京都旅行の前日だった。

追記
次回以降書きますが、歩きまわった京都旅行からは、
無事、元気に戻りました。
また、いただいた処方箋は、そのままゴミ箱に行きました。
お医者様は、熱心でとても良い方でした。
お医者様、ごめんなさい
(>。<;)。