～良い姿勢を知ろう～ ⑶
骨盤の傾きの見かた 別編
前回、骨盤の傾きの見方を骨盤の前のグリグリ（上前腸骨棘）と骨盤の後ろの突起（上後腸骨棘）の高さの差によってみることを紹介した。
今回は、別の方法で、骨盤の傾きを見ていこう。
上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょく)と恥骨結合の位置関係を使って、ご紹介したい。
まずは、目安となる位置を知ろう。
上前腸骨棘：骨盤の前方に突出したグリグリした部分
恥骨結合：おへそからお腹に沿って、手を下ろした時に触れる硬い骨の部分
（写真参照）
横から見た時に、上前腸骨棘と恥骨結合の位置が垂直線上にあると、骨盤が理想的な位置となる。（写真参照）
骨盤が前に倒れている前傾位：上前腸骨棘が恥骨結合より、身体の前方にある場合を指す。
骨盤が後に倒れている後傾位：上前腸骨棘が恥骨結合より、身体の後方にある場合を指す。
上記の位置関係を使って、座ってみよう。
❶あなたの耳・肩・大転子が、横から見た時に一直線となるように座る（詳しくは③の⑴を参照）
❷恥骨結合の位置を目視する
❸頭の位置を出来るだけ変えずに、目線を落として、両手で触れた骨盤の前のグリグリ（上前腸骨棘）に触れる。
❹横から見た時に、恥骨結合と垂直線上となるように、両手に触れた上前腸骨棘をおおよその位置に動かしてみよう。
きっと、先ほどのあなたよりも、姿勢に意識をした今、
姿勢の安定に重要なインナーマッスル（腹横筋）に、自然と力が入っているだろう。
運動が出来なくても、引き締まったお腹を手に入れることは可能だ。
まずは、試して欲しい。
続く。
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