女性のキャリアの定義
http://ameblo.jp/hikari-blog/day-20080813.html
へのたくさんのコメントありがとうございましたにこちゃん
別でメールをいただいた方、直接話す機会があって感想をいただいた方、女性だけでなく、男性からも意見をいただき大変勉強になりました。
この件は、コメントのお返事も含めまた別の記事としてアップさせていただきます。


さて、先日あるライターさんに聞かれたことがあります。
「なぜ野口さんは今の職業に就かれたんですか?」


こちらの質問をよくよく聞いてみると、「なぜコンサルなのか」というよりも、
「なぜ一般職ではなく総合職なのか」
「なぜ9-17時であがれる仕事にしなかったのか」
「なぜ男性と同等に働こうと思ったのか」
ということでした。


こう聞かれて「う~ん」と困ってしまった、というか、理由というよりも、その当時の私は「こう働くのが一番自然だと思った」だけだったのです。

「一般職(事務職)か総合職か」という括りが私が新卒の就職活動していた頃にはありましたが、その当時の私は総合職で働くのが一番自分らしいと思っていましたし、周りからもそう思われていましたし、実際に誰からも一般職を勧められたことはなく、

「そう働くのが一番私らしいから」ただそれだけでした。


女子学生の就職活動では、一般的には「一般職か総合職か」という図ができていたり、「一般職よりも総合職が優秀」という評価をされがちですし、実際に総合職で採用された人はそういう自意識があると思います。


(余談1)

・・・というか、私自身この「自意識」が強かったですあせる


しかし、社会人としての経験や、様々な雇用形態・職種の方との関わりから、仕事のスキルと会社の知名度・雇用形態・職種などは全く関係がないということを本当に実感し、「一般職か総合職か」や、まして「一般職よりも総合職が優秀」といったこと自体、誤解を恐れずに言えば「どうでもいいこと」だと思うようになりました。


(余談2)

このことに気がついてから、友人関係について私自身ナチュラルになれたというか、純粋な自分の「好き」という気持ちで友人と付き合えるようになった気がします。

以前は総合職の子とばかり固まって「仕事忙しくてー」と言い合っていましたし、そのような友人と固まることに優越感に似たプライドを持っていました。しかし、ここ何年かは色々な環境&状況にある友人と付き合うようになり、自分の考え方や価値観がぐんと広がった気がします。このことは、私の人生において大きな変化でした。


「女性のキャリアの定義」で書いたこともつながるのですが、(個人的な意見として、女性も経済的な自立はできるようにした方がいいと思いますが)女性は男性よりも働き方が変わる可能性があり、変えざるを得ない場合もありますので、
「今の環境でできること・できないことは何なのか」
「↑条件の中で、どうやって働くのが自分にとってベストか」
を考えた上で、個人が納得して判断して働いていくことが大事。


「正社員だから」「総合職だから」という、職種や雇用形態だけに自信の根拠を求めるのではなく、「自分が判断した上での働き方に自信を持つ」ようになりたいと思います。