1985年に白血病のために亡くなった女優の夏目雅子さん。


私は、夏目雅子さんの女優としてのご活躍をリアルタイムでは知りませんが、彼女の存在を知ってからは、その美しさに本当に魅せられてしまいましたアップ下記の写真集「星花火」も持っていますが、写真集の中の彼女は、メイクやファッションの時代性を超えても本当に美人だなぁと思ってしまいます。



さて、夏目雅子さんがポスターのモデルで起用されている骨髄バンクですが、夏目雅子さんのCMやポスターを見たことをきっかけに、数年前にドナー登録しました。

骨髄バンクに登録するということは、当然ドナーになる覚悟もした上でのことです。
ただ、私の場合、(日常生活には全く問題はないのですが)、骨髄移植のドナーとしての手術を受けるにあたっては不適な項目が1つだけあることがわかったので、登録して1年半でドナー登録をやめることになりました。


結果としてはドナー登録をやめることになりましたが、ドナー登録をしたことで「いつ、自分がドナー候補になる日がくるかわからない」という気持ちが常にありましたので、普通に生活していたら考えないであろうことも考えるきっかけになったと思っています。
と同時に、せっかく白血球の型が一致してドナーの候補になったとしても、様々な理由で手術まで至ることは難しいことが多いという現実も知りました。


自分の身体にダイレクトに関わることですし、「万が一・・・」という気持ちもやはりありますし、周囲の反対がある場合もありますし、私の個人的な意見としては、安易に登録を勧められるものではないと思います。
登録する際は、家族や自分の大切な人ときちんと相談することが大切だと思いますし、その点は協会からも念を押されます。


きっかけは夏目雅子さんということでかなりミーハーなのですがあせる骨髄バンクに登録したという経験は、白血病に限らず、世の中で起きている様々な事象に対して、「他人事ではなく自分の事として考えることの大切さ」を学んだ気がします。


自分が知っている世界は本当に狭いもの。

よい意味で自分の視野を広げることができるのであれば、きっかけに優劣はないと思います。

だからこそ、色んなことに興味を持つことが大切なんですよね。