先日、前少子化担当大臣の猪口邦子衆議院議員と

ワーキングマザーのためのサイト「ムギ畑」の管理人で、

元マッキンゼー戦略コンサルタントで

経済評論家の勝間和代さんによる

「猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?」

の出版記念特別セミナーに行ってきました走る人




この本は、少子化の本当の原因や、

その鍵を握るワーキングマザーの実態、

その上で政治ができること・個人ができることを

猪口さんと勝間さんがあらゆる角度から検証し、

それぞれの立場から提言されています。




「少子化」という言葉はあらゆるところで目にしますが、

具体的な数字としてどれだけ深刻な問題であるか、

恥ずかしながら私も正確には理解しておりませんでした。


現在のペースだと、2050年には、

日本の人口は東京オリンピック時と同じ1億人になります。

ですが、そのうち65歳以上の人の割合は、
当時の6.6%に対し、2050年には37%にも上ることになります。


年金や介護など、このままの状態で迎える社会が

どのような問題をかかえるか・・・


「女性のキャリアと少子化―

子どもを持っても、いきいき働きたい!」

をテーマに書かれたこの本には、女性が働きながら、

いきいきと子育てができる社会を作るための提言がされています。


同時に、一般的に「常識」とされている見解がいかに不正確で

「子供を持つ女性が生き生きと働くことができる社会」をつくることを

いかに阻害しているかについても書かれています。


たとえば「女性が働いているから少子化が進んでいる」

といった認識をお持ちの方がいらっしゃるかもしれませんが

これは、因果関係としては全く不適切であることが

世界の統計データからも示されています。


他にも、専業主婦の方が「働くこと」につながること

(趣味や資格取得など)にチャレンジするために

子育て面で援助を受けたいと希望した場合、

「専業主婦なんだから子育ては満足にできて当たり前」

「働いてないくせに何言ってるの?」

という見えないプレシャーを受けて、

新しいチャレンジができなくなってしまうこともあります。


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女性の生き方は男性に比べ多様ですし、

これが正解、という生き方はもちろんありません。


ですが、フルタイムであれパートタイムであれ

日本は子供を持つ女性が働きにくいことは

残念ながら現在のところ事実といわざるを得ません。


政治から変えていかなければならないこともあります。

ただ、個人レベルからできることを探し、

実行していくことも同じくらい大事です。


子供を持っている女性だからできること

子供を持っていない女性だからできること

そして、パートナーの有無を問わず男性だからできること


少子化に限らず、社会的な問題を

「他人事」ととらえることは勿体無いことです。

積極的に自分の問題としてとらえていく

「視野の広さ」を大切にしたいと思います。