念願の竹根印が届きました

姫路のたかさんにお願いしました。

竹は
熊本の茶友
畳い塗りアーティストの雲さんからの
いただきものです。

利休さんが茶杓削りに
好んで使われていたとされる
実竹(じっちく)の根です。

実竹とは
千本に一本あるかないかの
地下茎が断崖などから
空中に頭を持ち上げ
通常の竹のように
枝をはっている竹のことです。

茶杓削りが
マイブームの時
こだわりだった竹です。

いつか　自分で手彫りしようと
思いながら月日は流れ
はや10年

やっと
この時を迎えることができました

パフパフ～　　

どうです

この美しいフォルム

節目に見えるのは
カットした髭根の後です

虫食いも見えますね

上の節下に見えるのは芽の跡で
動き芽が想像できます

こちらの画像では下の節下になります
深い樋(ひ)が実竹の特徴です

実竹だけに　実に美しい～～

早速　使ってみたくなり
書きました

茶席の床でも拝見される禅語で

竹有上下節

【読み】
竹に上下の節あり

意味は
ご興味があれば
お調べください

書は自分にOKを出せませんでしたが
三枚書きました
この印
押印して気づきましたが
上下使えます

3枚目の書には
あえて固定観念の枠を外して
印を逆さまに押してみました

利休さんの守破離(しゅはり)の破(は)

型を守り
型を破り
型を離れる

あえて型を破ってみました

私の名前の
「優」の字に
「心」が内在しいることに
気づかされたり
「美」の字が
見方によっては
天地対称だということに
気づかされたり
書を通じて
いただいたご縁に驚きです

注釈
*「美」の漢字の成り立ち
　会意文字で「羊」＋「人」

　「羊」は
　羊の上半身を前から見た形であるが、
　羊の後ろ足まで加えて
　上から見た形が「美」である
　
　「美」の下部の「大」は、
　子羊が生まれ落ちる形で
　雌羊の腰の形であるから
　羊の角から後ろ足までの
　全体を写した形が「美」　

※竹根印は樋の部分を下に刻すのが通常だそうです

松は松
竹は竹
梅は梅

ありがとうございます