先月、ルーン占いの講座を受講したとき、先生が私の顔をマジマジと見ながらこう言いました。



「今まで何の苦労やトラブルもなく、
ずっと幸せに生きてきたでしょ。
Hikariさんの顔を見てそんな気がします。」




これと似たようなことを友人や知人たちから幾度となく言われたことがあります。




そんなとき私は「そうですね。」と答えるようにしています。




しかし、本当のことは私しか知らない。






優雅にひとり貸切りバス







幼少期から父親の暴力的虐待を毎日受けていました。姉と頭突きさせられた際にはいつも軽い脳震盪を起こしていました。
一瞬で目の前から光が消え、真っ暗闇になりそこから時間をかけて光と共に周りの風景が徐々に戻ってきます。



母親は幼い手に、火が灯ったお線香を付け、私たち姉妹はいつも手に軽い火傷を負っていました。
まだ3、4歳の私は火傷ということも分からず、手がヒリヒリ痛くて痛くて泣いていると、いつも姉が駆け寄ってきて、「水で冷やすといいんだよ。かいちゃんもね、よくママにお線香付けられたから分かるの。」と言って私の手を冷やしてくれました。



朝、幼稚園の支度に時間がかかる私に母は怒り狂いビール瓶で私の頭を殴ぐろうと振り上げたそのとき、3つ上の姉が、「Hikariが死んじゃうからやめてー!」と泣きながら両手を広げて私の前に立ちはだかり、私を守ってくれてことを今でも覚えています。
きっと姉は自分が殴られる覚悟で私の前に飛び出してくれたのだと思います。



そんは暗い幼少期で、死にたいと思ったのは4歳のときです。でも死に方が分からなかった。



そこからも色々ありました。顔半分の火傷のせいでいつもクラスの男子からいじめられていたこと。



結婚後は旦那のパチスロの借金、650万の返済のため、夜スナックで働かされたこと。
父も母も旦那もみんなクソだと思いました。



インナーチャイルドを癒すのに数年かかりましたよ。



友人は辛い過去話が大好物で、色々と根掘り葉掘り質問してきます。でも私は決まって「特にないな」と答えると、

友人は「私は旦那に浮気をされて鬱になったことがある。Hikariちゃんはそんな辛い経験をしたことがないから何事もない人生で幸せなんだね」と言いました。



でも辛い苦しい経験をしたことがない人なんてこの世にいるのでしょうか?



私は辛い経験は他人と比較できるものではないと思っています。




友人と私との違いがあるとすれば、友人はいまだに過去を握りしめ、そのときの感情を今も尚、味わっているということ。



私は過去を手放し、同じ感情を味わうことから解放された。それだけです。




私は「自分を生きる」ことを諦めなかった。




だからみんなも、「自分を生きる」ことから諦めないでほしい。




そして辛いときはダッシュで逃げようね。




笑える日がやってくるから。







またね。




 Hikari⭐︎