*ここでは私の知り得るアカラスについてを書きます。
ただし、あくまでも独学なので多少、違う所などあるかもしれませんがご了承ください。
尚、新しく分かった事も随時追加していきます。

アカラスの原因と症状
一般的には「毛包虫症」「アカラス」と呼ばれていますが、虫の正式名は「ニキビダニ」で、病名はニキビダニ症といいます。(人間にも鼻の横あたりの毛穴にいるらしいです。)
健康な犬でも半数以上はニキビダニに感染している事がわかっています。ただ健康であれば寄生しているニキビダニが異常繁殖する事は無く、発症しません。
ニキビダニは細長く、顕微鏡でなくては見えないダニです。(イメ-ジは芋虫ですね。)
原因はもちろんニキビダニで、ニキビダニが毛包や皮膚脂腺の中に異常繁殖し、寄生する事によって発症します。あと、ステロイド剤の長期投与でも発症することがあります。
症状は主に脱毛で、(局部性、もしくは全身性)ほとんど痒みを伴わない紅斑がみられ、多くは膿皮症を伴います。(まれに、炎症をおこさない場合もあります)
診断は一般的な症状や虫体の検出によるものです。(鉄の耳掻きのような物で患部を擦る方法など)2歳以上の犬に全身性のニキビダニ症が発症した場合、遺伝的要素などが考えられ、その約半数に、6~12ヶ月以内に重い全身疾患や悪性腫瘍が現れるとも言われています。
最近では免疫力が弱い子犬などは異常繁殖しやすい事がわかっています。また、ホルモンバランスや食餌の傾向なども発症に関係している様です。

アカラスの治療法と予防
治療は有効な内服、薬浴剤があるので専門医の適切な指示のもとに行うとよいです。
薬浴、内服を根気良く続ければ時間は掛かりますが、完治します。
ニキビダニ症は遺伝性疾患であると考えられていて、ニキビダニ症を発症した事のある犬は雄雌共に繁殖に用いてはいけません。 (獣医師によってアカラスに対して色々な考え方があるので良い獣医師を見つける事がより早くアカラスを治す方法だと私は思います。)