2018年6月に大阪でマルセイユタロット講座を開講します！こんにちは。タロット占い師のしみずゆいです。
以前テレビで見かけたとあるニュースが、漫画や映画の脚本にでもなりそうな程の大逆転劇というか、これって正に【審判】の世界じゃないか！
そう思わずにはいられなかったので、【審判】の事例としてご紹介しようと思います。
2018年5月26日(土)20時頃
パリ18区にある集合住宅の5階バルコニーから転落しそうになっていた4歳の男の子を、地上から素手でバルコニーの外壁を伝って5階までよじ登り、見事救出した男性がいました。
男性はアフリカ・マリ出身のマムドゥ・ガッサマ(Mamoudou Gassama)さん。(22歳)
まずは救出の様子を撮影した動画をご覧ください。
(すごいです)
↓
スパイダーマンのように素早く5階までよじ登り、バルコニーにぶらさがっている男の子を勇敢に救出したガッサマさんは、パリ郊外のモントルイユ市から名誉市民権を贈られました。
それだけでなく、パリ消防局が「マムドゥを是非迎えたい」と発表し、ガッサマさんはパリで消防士として働くことが決定しました。
フランスのマクロン大統領はガッサマさんを大統領府に招待し、表彰状と勲章を贈呈しました。
そして「英雄的行為に対する感謝のしるし」として、フランスにおける滞在許可証の交付を約束しました。
パリ市長もガッサマさんの勇敢な行為を称賛し、
彼がフランスで滞在できるよう
「出来る限りのサポートをする」
と電話で直接伝えたそうです。
わたしはこのニュースを見た時、
「革命的な出来事だ！」と感動しました。
なぜなら、ガッサマさんが在留資格を持たない不法移民だったからです。
ガッサマさんは新天地フランスで自分の人生を築きたいと夢見て、2ヶ月前に海を渡ってフランスにやって来たばかりでした。
彼はフランス市民権を得るだけでなく消防士という職も得て、見事夢を叶えました。
一夜にして英雄となったガッサマさんの人生は、文字通り『大逆転』したわけです。
www.cnn.co.jp
ではここで、【審判】のカードを見てみましょう。
22枚ある大アルカナの中で、
『運命の世界』に分類されるカードが3枚あります。
その1枚が【審判】です。
『運命の世界』とは、見えない力によって運ばれている世界です。
なので、自らアクションが取れる世界ではありません。
カードには、大天使がラッパを吹いて、棺の中の死者をよみがえらせている様子が描かれています。
「死者がよみがえる」ということは、過去に意味を失っていたものが「復活する」ということです。
過去、棺の中に閉じ込めた、終わらせたものや諦めたものなどが、何かの拍子に息を吹き返すようなイメージです。
今までとは違う、
「新しい自分」「新しい出発」
の呼びかけでもあるので、心が揺さぶられるような大きな気づきや変化を表します。
ガッサマさんが経験されたことは、正にこの【審判】の世界のようだとは思いませんか？
わたしには一連の出来事が、天の采配のように思えてなりません。
なぜなら、この話にはまだ続きがあるからです。
救出劇の約一ヶ月前。
2018年4月22日(日)、フランスでは新たな「亡命・移民」に関する法案が賛成多数で可決されたばかりでした。
この法案には、難民申請や不法移民に対してより厳格に取り締まる内容が含まれていて、フランス国内では大きな議論を呼んでいました。
フランス人の友人から聞いたことですが、フランスでは移民による事件が多く、移民に対する風当たりが強いそうです。
(ドイツ人の友人に聞くと、ドイツでも似たような問題があるそうです)
滞在許可証を持たない移民に対する今回のフランス大統領の特別な計らいは、今後のフランスでの難民・移民問題に何かしらの影響を与えるのではないかと思います。
「難民だから」
「移民だから」
そういった理由だけで差別したり、悪い印象を持つ人達が今回の件で少なくなればいいなと思います。
また、マクロン大統領が
「彼が希望するならフランス国籍を与える」
と約束したように、難民や移民の人達が希望を持てる社会になればいいなとも思います。
もしかすると今回の救出劇は、ガッサマさん自身が大天使の役割を担い、フランス国内だけでなくヨーロッパ諸国に、または世界全体に大きな気づきや変化を与えた出来事と言っても良いかもしれません。
まるで革命のファンファーレのよう。
このように多方面に影響が生じる【審判】の世界って、とっても奥が深いですよね。
参考になれば幸いです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます♪
Have a nice day!
そういった理由だけで差別したり、悪い印象を持つ人達が今回の件で少なくなればいいなと思います。
また、マクロン大統領が
「彼が希望するならフランス国籍を与える」
と約束したように、難民や移民の人達が希望を持てる社会になればいいなとも思います。
もしかすると今回の救出劇は、ガッサマさん自身が大天使の役割を担い、フランス国内だけでなくヨーロッパ諸国に、または世界全体に大きな気づきや変化を与えた出来事と言っても良いかもしれません。
まるで革命のファンファーレのよう。
このように多方面に影響が生じる【審判】の世界って、とっても奥が深いですよね。
参考になれば幸いです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます♪
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