突撃インタビュー！伊泉龍一先生③【完】

こんにちは。タロット占い師のしみずゆいです。

（前回）のつづきです。

先生の休日の過ごし方、リラックス方法を教えてください。

休日ってないんだよね。
空いてる時間って何かやっちゃうから。

リラックス方法はあれだよ。

サウナに行くこと。

人と会わずに一人でのんびり過ごす感じなんですね。

そう。もうね、最近は昔ほどではないんだけど、とにかくどんなにつまんない映画でも、映画を見ていたいんだよね。

一本見たら二本三本と見ちゃって、最近はないけど、もうやめられない。

何もなかったら一日中映画見ていても平気。

なぜかわからないんだけど映画が好きなんだよね。

なんだろうな。
現実逃避したいんだろうな。

それって現実逃避になるんですね。

子供の頃からそうなんだよね。
とにかく映画が好きなんだよ。

どんな映画でもいい。
めちゃくちゃつまんなくても。

ホラー映画でも何でもいいけど、できれば日本の映画じゃない方がいいな。

洋画の中でも現実のものじゃなくて、宇宙とか仮想世界の方が好き。
近未来とか、現実の光景じゃない方が好き。

ファンタジーでもいいんですか？

ファンタジーはダメ。

あ、ダメなんですね。

映画を見ているあの時間が幸せなんだよなぁ。
快楽なんだよね。

あとは、ワインをガブガブ飲みながら音楽を爆音で聴くとかも好きだな。

え、爆音ですか？(笑)

音楽も好きなんだよね～。

ロックとか古い時代のＲ＆Ｂとか。
60年代～70年代のね。

伊泉先生は『ロッキー』がお好きだそうです

次の質問が「趣味はありますか？」なんですけど、先生の趣味は映画鑑賞と音楽鑑賞ということでよろしいですか？

そうだね。
最近は音楽聴く時間は減っちゃったけどね。

昔東京に住んでる頃は移動が全部車だったから、車に乗ってる時間にずっと好きな音楽かけてたんだよね。
大阪に引っ越して来てからは電車がすごく便利だから、車に乗らなくなったんだよね。

では次の質問です。
スピリチュアリズムやチャネリングの歴史に関することを調べているそうですが、ご自身でもチャネリングをしてみたくなりますか？
実際に試したことはあるのでしょうか？

うん、毎回講座でチャネってる(笑)

そうですか。実際にはどうですか？

…しない。

しないですよね。でも感覚的なものはつかまれているのでは？
「ああ、こういうことを言ってるんだろうな～」みたいな。

結局それって、催眠状態になってるだけだから。

ただ単に意識が変容している状態ね。

意識の変容ですか？
でも実際に予言して言い当てる人っているじゃないですか。
霊視する人も。

あれはたまたま当たってるだけだから。

え、そうなんですか？
わたしの知り合いで、霊能者の人に「あなたのお父さんは５日後に事故に遭いますよ」って言われて本当にそうなった人がいるんですけど。
他にも、誰にも言ってないことを言い当てられた人の話とかたくさん聞いたことがあるんですけど…。

大丈夫。
それね、そういうの散々海外で研究されてるから。

そういう逸話ってね、当たることもあるんだけど、外れることもいっぱいあるんだよ。

研究者たちが統計を取った結果、外れてることの方が多かったんだよ。

そうなんですね～。
当たったことにばかり注目した人達がそういう力を過剰に信じて、霊能者やサイキッカーと呼ばれる人達が生まれたのでしょうか？
このあたりのお話はもっと詳しく聞いてみたいですね。

では最後の質問です。
先生はアセンションやディセンションなどについてどう思われますか？

え？ディセンションって何？

アセンションは普通に英語で使われているからわかるけど、ディセンションは初めて聞いた(笑)

誰が言い始めたかはわからないのですが、何年か前から地球の次元が上昇し始めているのだそうです。
今までずっと地球はディセンション(下降)していたけれど、今度はアセンションすると。
で、これからは二極化の時代が始まる…いや、もう始まっているのかな？
そんな風に聞きました。

それさぁ、まぁこんなこと言ったら嫌われるかもしれないけど、まぁ言うけど。

「二極化する」ってスピリチュアルな教えと違うくない？

スピリチュアルな教えだったら、二極化するんじゃなくて、すべての人に光や愛が届くべきでしょ？

「二極化する」って何そのエリート主義。

なるほど。言われてみればそうかもしれませんね。
わたしが聞いたのは、一方の人達は本来の自分に目覚めて、地球の次元上昇に合わせて自分達も次元上昇して生きて行くと。
たとえば魂の使命に生きるとか、ライトワーカーとして生きるとか。
で、もう一方の人達は、次元上昇せずに三次元の…つまり制限のある世界で生きて行くことになるとかなんとか…。

それを、宗教と言う。

え、これも宗教なんですか？

当たり前じゃ～ん。

これを宗教と言うんだよ！

じゃあ、これを言い出した人達の目的って何だと思いますか？
どうして次元上昇やら二極化やらって騒ぐんですかね？
発言者は一体何がしたいのでしょうか？

昔から宗教はそういうことを言い続けてるんだよ。

現代の宗教学者が言うには、昔は宗教って言うと、組織を作ると。
宗教団体ね。

だからそこに入った人はその組織に囲い込まれることになってるんだけど、現代の宗教の特徴っていうのは、囲い込む組織を作らない。

だから本人達は宗教とは気づかずに、昔で言うと宗教的な教えなんだけれども、団体に属していないが故に宗教にハマッていると気づかずにハマッている。

これが現代の宗教学者が分析している新しいタイプの、20世紀後半から21世紀型の宗教と言われている。

だって言ってることが昔の宗教家が言ってることと同じだもん、それ。

新しいタイプの宗教ですか。
そのお話面白いですね～。とても興味深いです。

ところで先生は「本来の自分」で生きていると思われますか？

そもそも「本来の自分」って意味がわからない。

まぁほら、スピリチュアルとか云々の前に、若い頃に一生懸命有名な、歴史に名を残している哲学者達の本をたくさん読んだりしてたからさ。

そういうもので思考を鍛えられると、もうスピリチュアル的なものを絶対視できなくなるよね。

なるほど。哲学者達が言っていることの方が先生はお好きだと。

もちろん！

ちなみに誰がお好きですか？

誰っていうのはないんだけど…原著では読んでないけど、翻訳でよく読んだのはトーマス・クーンとか、ポール・ファイヤアーベントみたいな科学史家かな。
他にも挙げるとキリがないくらいいっぱいいるよ。

トーマス・クーン(73歳没)
《アメリカの哲学者・科学者》

ポール・ファイヤアーベント(70歳没)
《オーストリア出身の哲学者・科学哲学者》

どちらも聞いたことがないです…。
先生はフランスとかドイツとかヨーロッパがお好きなイメージがあります。

好きって言うか、まぁ憧れはあるけど…でも日本人だから無理～みたいな。

愛してるんだけど、なんか自分が惨めになるから憎たらしいみたいなのはあるね(笑)

え、まさかの日本人コンプレックスですか？(笑)
もしかして外国人に生まれたかったとかありますか？

あるあるある！
アメリカ人に生まれたかった！

でも憧れはやっぱりヨーロッパの方にあるけどね。

先生のアナザー・スカイは大阪だそうですが、いつかヨーロッパに別荘とか建てちゃってるかもしれませんね。

とても面白いお話が聞けました。
伊泉先生ありがとうございました。
インタビューは以上です。

(伊泉龍一先生インタビュー／完)

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