こんにちは。なかにしゆいです。
今日は、愛月先生のもとでマルセイユタロットを勉強したわたしが感じたオススメの【タロット勉強法】について書きたいと思います。
本心を言うと、わたしは独学では限界があると思っています。
タロットは、自分に合う先生を見つけて勉強する方が独学よりもずっと効率的だと思っています。
それは、独学にこだわっていたわたしがたどり着いた答えです。
ですが、最初は独学から入る方も多いと思うので
この記事が、現在タロットを独学で勉強している方やこれから勉強しようとしている方の参考になれば幸いです。
ではまず1番重要なこと。
画用紙には
●薪を集めているおじいさん
●川で洗濯をしているおばあさん
●川にぷかぷか浮かんでいる大きな桃
が描いてあります。
この1枚の絵を見たとき、頭の中に瞬時に出てくるタイトルやストーリーってありませんか?
そうです。
【桃太郎】ですよね。
桃太郎はおじいさんとおばあさんに大切に育てられて、鬼退治をするために旅に出る。
旅の途中でイヌとサルとキジに出会い、彼らと仲間になる。
みんなで力を合わせて鬼を退治し、「鬼が島」から宝物を持って帰ってくる。
めでたしめでたし。
【桃太郎】を知っていたら、この絵を見ただけでストーリーが瞬時に理解できますよね。
カードを見ただけでそこに描いてある絵が何を象徴しているのか判断できるのは、
世界観を知っているからこそできるのです。
ここでタロットを例に見てみましょう。
これは『6・恋人』のカードです。
この絵のもとになっているのは、ギリシアの物語である
【岐路に立つヘラクレス】と言われています。
(1596)アンニーバレ・カラッチ作
ストーリーを簡単に説明すると、
自分の今後について悩んでいるヘラクレスのもとに、2人の女神が現れます。
1人は悪徳の女神で、彼女はヘラクレスを快楽の道に誘惑します。(スケスケの服の方)
もう1人は美徳の女神で、彼女はヘラクレスに苦難の道に進めと言います。
ヘラクレスは甘い誘惑に心惹かれますが、結局は美徳の女神に従い苦難の道を選びます。
そうして栄光をつかんでいく…みたいな話です。
ではもう一度マルセイユタロットの『恋人』のカードを見てみましょう。
真ん中に立つ男性はヘラクレスということがわかりました。
彼は『美徳の女神』と『悪徳の女神』にはさまれて迷っていることもわかりました。
なぜ迷うのか。それは葛藤しているからです。
Belief (信念)とBehavior (行動)が一致していないからです。
頭では【こうすべき(信念)】と分かっていても、心がそれに従えない時ってありますよね。
それはそのまま【行動】に直結します。
人間は迷いがあると動きが止まります。思ったとおりに行動できません。
でも見てください。
迷っているヘラクレスの頭上には矢を放とうとしている天使がいます。
彼はクピドー(愛の神・エロス)です。
ギリシア神話では、いたずらっ子であるクピドーに矢を刺されると、心をコントロールされてしまう(=心が決まる)という描写があります。
つまり、いずれクピドーの矢が刺さって心が決まるのだから、
【今は何もせず迷っていてOK】
【心のままになりましょう】
ということが、このカードからは読み取れるのです。
世界観を知っていると、こういったキーワードが瞬時に頭に浮かぶようになります。
それは【潜在意識】として、心の奥深い部分に記憶された証拠です。
意識していなくても赤信号が目に入ったら足を止めますよね。それと同じです。
あとはこのカードが【6番】ということから、
【夢を見たり想像する】というキーワードも連想できるようになります。
潜在意識のレベルにまで落とし込むには、深く理解する必要があります。
子供の頃、何度も読んだからこそわたし達は大人になった今でも昔話を覚えていられるのです。
各カードの世界観と数字の意味を理解したら、次は実践練習です。
次回、具体的な練習方法について書いていきたいと思います。
(②につづきます)
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どちらも伊泉龍一先生の本です♪
タロット大全―歴史から図像まで/紀伊國屋書店
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リーディング・ザ・タロット 大アルカナの実践とマルセイユ・タロットのイコノグラフィー/駒草出版
¥3,456
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今日も最後までお読みいただきありがとうございます♪
『Have a nice day!』
出典:ustat.amebame.com
今日は、愛月先生のもとでマルセイユタロットを勉強したわたしが感じたオススメの【タロット勉強法】について書きたいと思います。
本心を言うと、わたしは独学では限界があると思っています。
タロットは、自分に合う先生を見つけて勉強する方が独学よりもずっと効率的だと思っています。
それは、独学にこだわっていたわたしがたどり着いた答えです。
ですが、最初は独学から入る方も多いと思うので
この記事が、現在タロットを独学で勉強している方やこれから勉強しようとしている方の参考になれば幸いです。
ではまず1番重要なこと。
それは、
タロットカードの世界観と数字の意味を理解すること。
次に有効な勉強法として、
あらゆる出来事をタロットの世界観に当てはめてみること。
あとは実践練習あるのみです。
前回の記事で、
あらゆる物事には「基本」があり、そこから「応用」が生まれる
と書きました。
まずは土台となる「基本」をしっかり勉強すること。
基本とは、「判断・行動・方法などのよりどころとなる大もと。基礎」のことです。
デジタル大辞泉より
ここがブレブレだと、地震で建物が崩壊してしまうように、リーディングも不安定なものになります。
本やインターネットなどに散見されるキーワードを覚えるよりも、まずはカードに描かれている絵の世界観と数字(1~10)の意味を覚えましょう。
そうすることで、各カードが象徴していることが理解できるようになります。
「基本」をマスターすると、「応用」ができるようになります。
自分でキーワードが作り出せるようになります。
だから【意味を覚える必要はない】とあちこちで書かれているのかなぁ~と、今になって思います。
では、世界観を知るとはどういうことなのか、わたしなりに解説したいと思います。
これはタロット占い師の濱口善幸先生が【潜在意識】のお話をされている時に説明されていたことですが、タロットを勉強する上でもリンクするなと思ったので、勝手ながら拝借させていただきます。
では、想像してください。
皆さんは今、紙芝居を見ています。
タロットカードの世界観と数字の意味を理解すること。
次に有効な勉強法として、
あらゆる出来事をタロットの世界観に当てはめてみること。
あとは実践練習あるのみです。
前回の記事で、
あらゆる物事には「基本」があり、そこから「応用」が生まれる
と書きました。
まずは土台となる「基本」をしっかり勉強すること。
基本とは、「判断・行動・方法などのよりどころとなる大もと。基礎」のことです。
デジタル大辞泉より
ここがブレブレだと、地震で建物が崩壊してしまうように、リーディングも不安定なものになります。
本やインターネットなどに散見されるキーワードを覚えるよりも、まずはカードに描かれている絵の世界観と数字(1~10)の意味を覚えましょう。
そうすることで、各カードが象徴していることが理解できるようになります。
「基本」をマスターすると、「応用」ができるようになります。
自分でキーワードが作り出せるようになります。
だから【意味を覚える必要はない】とあちこちで書かれているのかなぁ~と、今になって思います。
では、世界観を知るとはどういうことなのか、わたしなりに解説したいと思います。
これはタロット占い師の濱口善幸先生が【潜在意識】のお話をされている時に説明されていたことですが、タロットを勉強する上でもリンクするなと思ったので、勝手ながら拝借させていただきます。
では、想像してください。
皆さんは今、紙芝居を見ています。
画用紙には
●薪を集めているおじいさん
●川で洗濯をしているおばあさん
●川にぷかぷか浮かんでいる大きな桃
が描いてあります。
この1枚の絵を見たとき、頭の中に瞬時に出てくるタイトルやストーリーってありませんか?
そうです。
【桃太郎】ですよね。
桃太郎はおじいさんとおばあさんに大切に育てられて、鬼退治をするために旅に出る。
旅の途中でイヌとサルとキジに出会い、彼らと仲間になる。
みんなで力を合わせて鬼を退治し、「鬼が島」から宝物を持って帰ってくる。
めでたしめでたし。
【桃太郎】を知っていたら、この絵を見ただけでストーリーが瞬時に理解できますよね。
カードを見ただけでそこに描いてある絵が何を象徴しているのか判断できるのは、
世界観を知っているからこそできるのです。
ここでタロットを例に見てみましょう。
これは『6・恋人』のカードです。
この絵のもとになっているのは、ギリシアの物語である
【岐路に立つヘラクレス】と言われています。
(1596)アンニーバレ・カラッチ作
ストーリーを簡単に説明すると、
自分の今後について悩んでいるヘラクレスのもとに、2人の女神が現れます。
1人は悪徳の女神で、彼女はヘラクレスを快楽の道に誘惑します。(スケスケの服の方)
もう1人は美徳の女神で、彼女はヘラクレスに苦難の道に進めと言います。
ヘラクレスは甘い誘惑に心惹かれますが、結局は美徳の女神に従い苦難の道を選びます。
そうして栄光をつかんでいく…みたいな話です。
ではもう一度マルセイユタロットの『恋人』のカードを見てみましょう。
真ん中に立つ男性はヘラクレスということがわかりました。
彼は『美徳の女神』と『悪徳の女神』にはさまれて迷っていることもわかりました。
なぜ迷うのか。それは葛藤しているからです。
Belief (信念)とBehavior (行動)が一致していないからです。
頭では【こうすべき(信念)】と分かっていても、心がそれに従えない時ってありますよね。
それはそのまま【行動】に直結します。
人間は迷いがあると動きが止まります。思ったとおりに行動できません。
でも見てください。
迷っているヘラクレスの頭上には矢を放とうとしている天使がいます。
彼はクピドー(愛の神・エロス)です。
ギリシア神話では、いたずらっ子であるクピドーに矢を刺されると、心をコントロールされてしまう(=心が決まる)という描写があります。
つまり、いずれクピドーの矢が刺さって心が決まるのだから、
【今は何もせず迷っていてOK】
【心のままになりましょう】
ということが、このカードからは読み取れるのです。
世界観を知っていると、こういったキーワードが瞬時に頭に浮かぶようになります。
それは【潜在意識】として、心の奥深い部分に記憶された証拠です。
意識していなくても赤信号が目に入ったら足を止めますよね。それと同じです。
あとはこのカードが【6番】ということから、
【夢を見たり想像する】というキーワードも連想できるようになります。
潜在意識のレベルにまで落とし込むには、深く理解する必要があります。
子供の頃、何度も読んだからこそわたし達は大人になった今でも昔話を覚えていられるのです。
各カードの世界観と数字の意味を理解したら、次は実践練習です。
次回、具体的な練習方法について書いていきたいと思います。
(②につづきます)
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どちらも伊泉龍一先生の本です♪
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今日も最後までお読みいただきありがとうございます♪
『Have a nice day!』
出典:ustat.amebame.com