株価、ユーロ大幅下落

先日の相場は、欧州危機の本命、イタリアの話題一色でした。
これを防ぐために色々と頑張ってきたと思いますが、ついにターゲットにされました。
イタリアはギリシャと規模が全く異なりますので非常に危険な状態です。

海外株価とユーロに関しては今まで高すぎたイメージがありますので、
大幅下落があっても水準的には微妙なレベルです。

本日の相場は、まずは東京市場がどう反応するのかに注目。
ユーロは本日も荒れそうです。ドル円は引き続きあまり動くイメージが持てません。
ゴトー日ですので9時55分前後の需給にも気をつける必要があります。

レンジ突破、ここからの動き

先日の相場は、NY時間にようやく78円の買い支えを突破。
少しずつストップをこなしていき、一時77.6まで下落しました。

関係はないと思いますが、このような介入批判もありました。
「市場が大きく荒れていることがない場合には、市場の力に応じ、
　為替レートが柔軟に動くことを容認するのがG7の約束だ」

この当然のことが今の日本は出来ていません。
直接水準について言及もしていますし、やりたい放題となっています。
この異常な状態は円安の流れが出来るまで続きそうです。

本日の相場は、介入は考えにくく、あったとしてもなんちゃって介入だと思います。
78円に戻さず、下値を試していく展開を予想しています。

ただ、大規模な介入によって需給に変化が出ている点は無視できません。
慎重に見極めていきたいと思います。

ドル円は膠着相場継続

先日の相場は、依然78円前後で膠着状態。
欧州の材料が出ようが、ユーロがどう動こうが反応しなくなっています。

これだけ下値が支えられると、安心感で上昇してもよさそうですが
それでも売りに押されるのは、もっと円高方向であるべきと
市場が強く認識しているからでしょうか。
日銀の為替操作はいつまで続くのか、下値を攻める事が出来るのか、注目です。

とりあえず動くまでは様子見、ドル円には触らない方向でいきたいと思います。