米メディア“ダルビッシュ叩き”の真相…ソッポ向く奇妙なヤツ | ひかのネトヲチブログ

ひかのネトヲチブログ

ひかのブログです



---

 【米アリゾナ州サプライズ=笹森倫】米大リーグ・レンジャーズのダルビッシュ有投手(25)がどんな男なのか、米メディアは人間性をつかみかねている。疑問のひとつが、記者会見で質問者の顔を見ないまま答える、奇妙な“ノールックスタイル”だ。
 7日(日本時間8日)のパドレス戦は、ダルビッシュにとって米国でのオープン戦初登板。そして米メディアとの本格的な顔合わせでもあった。主要な媒体がこぞって取材に訪れたからだ。
 一見の記者たちの多くは基本的な情報も持たず、「米国で対戦したい打者は誰か」などと定番の質問。ダルビッシュはときにそっけなく、ときにユーモアを交えて答えたが、声色も表情も変化が少ないため、日本語がわからないとジョークかどうか判然とせず、米メディアからは笑いは起きなかった。
 微妙な空気のまま終わった会見後。“生ダル”に初めて接した複数の米国の報道関係者が、日本の同業者に「なんで彼は質問者の顔を見ず、ソッポを向きながら話すんだ? 奇妙だ」、「日本でも同じだったのか?」などとたずねていた。
 日本時代から、ダルビッシュの“アッチ向いてホイ”を問題視する球界OBの評論家はいた。ただ、相手の目を見ずに話す人物に対する印象の悪さは、米国は日本の比ではない。「何かやましいことがあるのか」、「ウソを言っているのではないか」と受け取られても仕方ない行為となる。
 大リーグではロッカールームが一定時間、報道陣に開放されるため、選手とじかに話して人柄に触れる取材手法が一般的。だが現段階でダルビッシュは会見以外、マスコミと一切の交流を絶っているため、会見での言動だけで人間性を判断されてしまう状況にある。
 初登板で浴びた大飛球に対するダルビッシュの「そんなとらえられた感じはなかった」という発言は、米メディアを通じて「不遜だ」「見えっ張りだ」と曲解され、パドレスの選手からも「バカを言うな」と不興を買った。こうした“洗礼”も、会見で見せる態度への不信感が遠因になっているのかもしれない。
 ダルビッシュは8日夜(日本時間9日)、ツイッターで「コメントがアメリカで違う捉われ方をしてる」、「『球は捉えられてないと思ったけど思ったより飛んだ。パワーありますね。』という意味」と日本語でフォローしたが…。果たしてこちらはどこまで波及力があるだろうか。

http://www.zakzak.co.jp/smp/sports/baseball/news/20120310/bbl1203101429003-s.htm

---