原題:I, TONYA
製作:2017年 アメリカ
監督:クレイグ・ギレスピー
脚本:スティーヴン・ロジャース
音楽:ピーター・ナシェル
出演:マーゴット・ロビー、セバスチャン・スタン、アリソン・ジャネイ、ジュリアンヌ・ニコルソン
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貧しい家庭に生まれ、厳格な母親ラヴォナに
育てられたトーニャ・ハーディング。

フィギュアスケートの才能に恵まれた彼女は、
血のにじむような努力を重ねて、アメリカ
代表選手として1992年のアルベールビル、
1994年のリレハンメルオリンピックに出場する。

ところが、元夫のジェフ・ギルーリーの友人が
トーニャのライバルだったナンシー・ケリガン
を襲い、その後彼女はフィギュア界から
追放されるが……。
(シネマトゥデイ より)
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登場する人物がすべてク〇なコメディ作品。

実在の人物の伝記ものとしては
一風変わっていますが、

誰もかれもが自分に良いように言い訳する
インタビューカットを挟みながら

時に『デッドプール』にように
画面越しに語り掛けてくるなど
演出と構成が素晴らしいですね。

あとスケートのシーンが
カメラアングルといい臨場感があります。

マーゴット・ロビーも
かなり特訓をしたそうですが

ジャンプやスピンはプロのスケーターが、
トリプルアクセルのシーンはCGのようです。

正直、この作品でも
事件の真相は不明ではあるものの
トーニャ・ハーディングに対する見方が
変わったのも事実。

母ラヴォナ役のアリソン・ジャネイの、
あの見放したような目が怖いし

DV気質の元夫と、
妄想癖のボディガードがどうしようもないク〇で
そりゃ、トーニャも壊れますわ(汗

そのボディガードの太っちょ、
ショーン・エッカートですが
2007年に40歳で亡くなったそう。

母ラヴォナも行方がわからないようですね。
トーニャも距離を置き、15年以上も音信不通だとか。

ちなみに事件当初、被害者だった
ナンシー・ケリガンはトーニャと
相対する人物像ではありましたが

実際には表彰式で
悪態をつくシーンが収められているなど

やっぱり1位を目指すアスリートは
我が強くてなんぼ、という気がしますね。


アイ,トーニャ