原題:DUNKIRK
製作:2017年 イギリス、アメリカ、フランス
監督:クリストファー・ノーラン
脚本:クリストファー・ノーラン
音楽:ハンス・ジマー
出演:フィン・ホワイトヘッド、ケネス・ブラナー、トム・ハーディ、マーク・ライランス、キリアン・マーフィ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1940年、連合軍の兵士40万人が、ドイツ軍によって
ドーバー海峡に面したフランス北端の港町
ダンケルクに追い詰められる。
ドイツ軍の猛攻にさらされる中、トミーら若い兵士
たちは生き延びようとさまざまな策を講じる。

一方のイギリスでは民間船も動員した救出作戦が
始動し、民間船の船長ミスター・ドーソンは息子らと
一緒にダンケルクへ向かうことを決意。

さらにイギリス空軍パイロットのファリアが、
数的に不利ながらも出撃する。
(シネマトゥデイ より)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



第二次世界大戦でのイギリス軍による
ダイナモ作戦(ダンケルク大撤退)を題材にした作品。

wikiによると
“9日間に、860隻の船舶が急遽手配され、331,226名の兵
 (イギリス軍192,226名、フランス軍139,000名)を
 フランスのダンケルクから救出した”そうです。

驚くべきことは貨物船、漁船、遊覧船など
民間の船が徴用され、撤退を支援していたということ。

そこで監督のクリストファー・ノーランは
以下の3つの視点で物語を分け、

 空=支援に向かう空軍パイロット
 陸=浜辺で救助を待つ・脱出を図る兵士
 海=小型船で救助に向かう民間人

この撤退劇を見事にクロスさせています。

まず街中で用を足そうとして
一転、ドイツ軍に追われる若い兵士のシーンから
始まります。

この若い兵士が フィン・ホワイトヘッド演じる
トミーで、彼はふとしたことから浜辺で
ギブソンという、無口な兵士と会い、
そのまま行動を共にするのですが、

このトミー達を描いているのが「陸」で
この作品では軸になっているともいえます。

そう、実は時間の流れも
それぞれ異なっているんですね~

 空=1時間
 海=1日
 陸=1週間

なんと、空は1時間の出来事でしたか。
まぁ燃料などを考えれば確かにそうかも。

そして若手が主力級の役を演じ
トム・ハーディ、ケネス・ブラナー、
マーク・ライランスなどが助演に回っていることも
今作に厚みをもたらしている要素かもしれません。

またこの手のものは
大きなスクリーンで観るべき!ではあるものの
特にノーラン作品が好きな方はぜひDVDで!

CGではなく実際の軍艦や戦闘機が
使われているのも必見ですよ。

ダンケルク