国立アメリカ歴史博物館が閉館中ということでしたので、National Musum of the American Indian に行ってきました。
DCにあるこの国立アメリカ・インディアン博物館は2004年にオープンした比較的新しい博物館です。約4年前に国立アメリカ歴史博物館に行った時に「あれ、歴史というわりに歴史が浅いな」という感想をもったのですが、そういう意味では良い趣旨の博物館ではないでしょうか。国立アメリカ歴史博物館がコロンブスのアメリカ大陸発見以降の『歴史』だとすると、それ以前のアメリカの人の歴史が語られていそうという期待を込めて行きました。
写真のように曲線美が綺麗な建物です。他のスミソニアンの建物に比べると近代的な感じです。場所は最近出来たってこともあり、モールの一番端の方です。
地球の歩き方を参考に、まず4階のLelawi Theaterから行ってきました。ここでは13分ほどの博物館のオリエンテーションムービー『Who We Are』が上映されています。アメリカ先住民の方々の紹介、歴史等のムービーです。写真の下側の部分がスクリーンです。このスクリーンの下側にも天井にも綺麗な映像が映し出されます。音響も素晴らしく一見の価値があります。
もう一つムービーを観ました。これは一階のRasmuson Theaterで上映されていました。ここではインディアンに関するショートムービーを何本か連続で上映します。最初はMacのコマーシャル。日本でラーメンズがやっていたのと同じ雰囲気でした。Macのコマーシャルは世界共通なんですね。その後もいろいろなショートムービーがありましたが、駄作も多く途中退席。同じタイミングでかなりの人たちが席を立ってました。でも、面白い作品もありました。たしか、学生の作品だったかな?題名は忘れたのですが、「コーヒーブレイク」みたいな名前だったと思います。
展示品はひとつひとつの部族に関して詳細に暮らしを伝えているものが多かったです。現在の暮らしが中心で、過去と言っても少し前までです。コロンブスのアメリカ大陸発見よりずっと昔の遺跡やどのように彼らが分化していったかを知りたかったのですが、そういうことには一切触れていませんでした(見逃したかもしれません)。予想から少し外れていました。
上の写真は、子供のころに見た本に描かれていたインディアンを象徴する羽飾りです。感動しました!
ビーズ作品が所狭しと飾られていました。
こういうの好きな人にはたまらないでしょうね。ビーズ系の小物が好きな方はこれだけを観るために行く価値があります。それくらいの量と質の展示でした。かなり惹かれるものが多かったので、そのまま日本で売ったら売れるんじゃないかな?ひとつづつ見ているだけでも楽しいです。数品お土産物売り場で売ってました。
一階のカフェテリアではアメリカの先住民族の料理が頂けます。
「ここでしか食べれないものを食べよう」ってことで食べたのが、『バッファローのチリスープ』
バッファローは牛肉に近く美味しかったです。少し猪肉のような臭みもあったかな?少し辛めだったのですが、美味しかったです。






