ステゴザウルスが鎮座していた脇にある階段を昇ったところにあるフロアーの話です。
これは一階部分にあったのですが、『The Oldest Birds』始祖鳥の化石です。理科か歴史の教科書で何度も見たことのあるものです。触れるところにあって、「おーすげー」って思いながら撫で撫でしていたら、レプリカって書いてありました。当然ですね(笑)1億4千年前のものだそうです。
トリの祖先はまだわかっていないそうです。小さな肉食恐竜から分化したか、クロコダイルに近い爬虫類から分化したか、恐竜の先祖と同じ祖先から同時に分化したかの3案があるそうです。
2階部分から恐竜たちを見下ろしているのがPteranodon ingens(プテラノドン)です。プテラノドンからトリへは進化していないのですね。それでも飛ぶことへの進化は画期的なことだったのでしょう。飛ぼうと試みて成功した種族は単一ではない。ですから、現在トリは数多くバラエティに富んでいるのです。
2階部分。プテラノドンの裏にありますのが、生きた化石のフロアー。生きた化石の代名詞Coelacanth(シーラカンス)です。1938年にマダガスカルで捕獲されるまで、化石でしかお目にかかれなかった魚です。これを初めて見つけた人(化石のシーラカンスを知っていることが条件)はテンション上がったでしょうね。3億9千万年前の化石から6千5百年前の化石まで出土したということは、ある意味これが彼らのなかでは完成形なのでしょう。進化の末端を3億9千万年前に見つけてしまった。素晴らしいですね。
それかDNAの修復系が完璧なのかのどちらかでしょうか(あまり夢がない)。こういうPCR酵素が欲しい。
またまた有名なHorseshoe crabs(カブトガニ)です。日本にも生息していますね。これまた不思議な形しています。小学生のころに学研の科学についていたカブトエビを飼ったことがあります。名前は似ていますが別の生き物です。小学生の時よく混同していました。両者とも生きた化石。
実際のカブトガニの化石です。1億4千5百万年前と現在のものがうり二つです。現在はちょっと尻尾が伸びたような気がします。この化石のみからカブトガニの正確な姿を想像することが出来ます?本当に想像力が無いと出来ませんよね。「スルメから生きたイカを想像する」より大変なものがあります。
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