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#中学受験2028
皆さま、今日も１日お疲れさまです。
さて、以前にブロ友さんにご紹介いただいてから、読みたい読みたーいと思っていた
『翼の翼』（光文社／朝比奈あすか）
ようやく、読み切ることができました
【※閲覧注意※】
この先ネタバレを含みますので、
不快に思われる方はこちらでお戻りください
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昨今の加熱したブームの影響を受けて、軽い気持ちで足を踏み入れた中学受験の世界
~
ただそれは一度入ったら後戻りができず、母である主人公は異様だと気づきながらも、どんどん深みへと沈んでいく…
本作風に言うと、
全ひじまが泣いたわ！！
わかるわかるー、この主人公のモデルってもしかしてわたしか
と思えるくらいに、中学受験をサポートした経験がある親ならば、必ず共感できるエピソードがこれでもかというほど盛り込まれていました
全国テスト、決勝大会、クラス分け、学歴にこだわり過ぎる親と逆に無関心な親、ママ友…etc
もう苦しくて苦しくて、何度も胸がつまりそうになりながら読み進めました
『ちょっとやってみて、大変だったらやめればいいし。』
なんていうのは、誰しもが低年齢受験を意識し出した最初の段階で思ったことだと思います
本人のために始めたのだし、途中できつくなった時には本人の気持ちを一番大切にしようと思っていたはずなのに…
いつの間にか親の方が本気になって、いや、なりすぎてしまって、引き返すことはできなくなっているんですよね
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本作では、中学受験生である「翼」の低学年・中学年・高学年というそれぞれの年代別で３章に分かれて展開されており、その時々の家族や周囲との関わりが丁寧に描かれています
中学受験を考える上で、本当に大切なこととはなにか
というテーマについて、スピード感のある文章でぐんぐん先に進んでいきますので、あっという間に物語に没入していきます
個人的には、「温ママブログ」が大好きでした
現実のブログのひとつひとつにも、きっと「翼」と同じように一組の家族の壮絶なドラマが存在しているんだなと考えさせられました
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わたしは、おそらくまだ主人公が経験した『この感情』には出会っていません
『いつの間にか少し背がのびて、… もう、母の手を握ろうとはしなかった』
はたして、こんな日が来るのでしょうか。
どうなんでしょうか。
きてほしいような、こないでほしいような…。
ところで、読んでいて最も思ったのは、これを中学受験に関係のない人が読んだらどう思うのかということです
やはり、異常だと感じるのでしょうか
共感するところが多かったわたしも、もはや異常なのかもしれません
一方で、そこまでしないと難関校に合格できないという現実があります
世知辛い世の中ですね
👇中受予定の方には、ぜひ読んでもらいたい１冊でした
以上、オファーをいただいたわけでもないのに、
勝手にPRしてみましたのコーナーでした
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ではではこのあたりで、また次回もよろしくお願いします
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