なぜ食育ロックコンサートは初めての子も飽きずに楽しめるのか? | 八百屋ではたらくアーティストひじき

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を綴ります

ワンコーラス

しか

歌わないから

(※曲の1番のみ)

 

撮影:田中オリエ(わらびネーム:糖質ベイベーオリエ)
 

親子で楽しめる食育ロックコンサートでは

演奏1曲の長さが1番・1コーラス分しかない。

もちろん、楽曲としては3番くらいまである

ギターソロやなんかもてんこ盛り。これは

CDやダウンロード音源で楽しめる。

でも、コンサートで実際のチビっ子とお母さん

お父さんの前では1番しかやらない。

これには3つの理由がある。

・飽きる前に盛り上がって終われる

・短いステージでも様々な曲を盛り込める

・言いたいこと、印象的なフレーズを主に1番(ワンコーラス)に散りばめているので、予備知識ゼロでも十二分に満足できる

 

だから

初めての方でも飽きずに楽しめるのだ。

 

撮影:平原正浩(わらびネーム:かきP)

 

なぜワンコーラスだけになったのか?

路上パフォーマンスがきっかけ。

路上ではお客さんの足を止め続けること

が難しかった。すぐに飽きちゃって、曲の

途中でバイバイってのが多く、どうすれば

よいかを分析した結果、1コーラスだけに

しようとなったのだ。

撮影:藤繁和(わらびネーム:やさしげ)

 

曲の終わりまで1分少々の短さに短縮。

すぐ終わるので、1曲ずっと聞いていられ、

終わったあともお客さんたちとコミュニ

ケーションを取りやすくなった。

チビっ子が飽きずに曲に集中できるし

言うことなし。これ、本当に重要。

 

撮影:八木橋スミコ(わらびネーム:ヤギ)

 

短くて物足りなくないの?

全然。スパッと演奏に集中し、スパッと

切り替えられるのでこのスタイルを気に

入っている。で、お客さん側からすると

どうなのか?コンサート後にいただく感想

で「曲が短い!」なんていう声は今まで

1度もない。1番だけでもOKなのねみんな。

 

ワラビーズの楽曲が

面白い食べ物の歌だから出来る

だれでも同じようにやればうまくいくか

というとそうではないかもしれない。

ワラビーズの楽曲は、メッセージ性が低い

かわりに言葉の響きの面白さや食の魅力を

短いフレーズに閉じ込めることが出来る

から。曲を削ってもその魅力が減ることが

ないのよ。

思い切った変化で魅力を伝えよう

自分の魅力をどうすれば伝えることが

出来るか。思い切った変化もやり方次第

でうまく作用することがあるので、

悩まれている方はぜひ検討してみてね。

 

 

八百屋ではたらく食育ロックボーカリスト

ひじきデザイン デザイナー 

ひじき石塚