見出しだけ覚えている
広く浅い知識の記憶
いつまで経っても
嫌なことを忘れない
彫りの深い感情の記憶
広く浅い記憶:見出しだけ
一度読んだ本や、お話し、
学んだことなどは長い間、大体
覚えている。でもだいたい、である。
例えるなら、覚えていることは
新聞の見出しまでで肝心の内容は
サッパリ、もしくは薄っすらなことが多い。
〇〇って話し面白いよねー。
内容は、忘れたけど。
(そこ肝心なとこー!)
知ってる?〇〇っていうサービスが
すげえんだよ。
内容は・・・・・・、なんかすげーのよ!
(分からんわ!)
よくあきれられるのだが、
でもそれでいいじゃないか。
見出しさえ覚えていたら、内容は
キーワードでネットで検索すれば
良いのだ。スマホがあるじゃろ、
パソコンがあるじゃろ。
忘れない負の感情記憶
嫌な感情、マイナスな思いは
まったくサッパリ全然忘れない。
いつまで経っても鮮明に記憶に
刻まれている。
~~してくれたあんのヤロー!とか、
〇〇といわれた記憶とか、失敗して
惨めな思いをしたことなどなど。
もちろん、そのとき感じた不快さや
ドロンドロンの思いは時間とともに
薄れる。
では何故覚えているのか?
負の感情をバネに生きてきたから。
表現を生み出すエナジーを得てきたから。
これは生まれ持ってきた性質なのかも
しれないが、故・岡本太郎氏も同じことを
本に書かれていて、えらく共感した。
自分の場合は生まれ育った環境で、
そうしてこなければ精神が生き延び
られなかった。いつも嫌なことが家庭で
起こる。しかし、それに潰されてはなる
ものかと表現に昇華して発散してきた。
気づけば、嫌な感情は全て記憶され
エンジンを燃やす材料として供給
され続けている。ぐつぐつ。
この手の昔あった嫌なことなどを相棒の
パンジー関と話すと決まっていつも、
「よくまあそんなん細かく覚えてんなー」
と笑いながらあきれられる。
ちなみに、楽しかったことやゴキゲンだった
状態の記憶はその瞬間~2・3日でだいたい
消え失せる。良いことはその瞬間に全て
燃やすのさ。なんでだろ。
こんなこともそういやあったなー
とまあ、記憶にまつわる話を書いた。
あなたの記憶の話も聞かせて欲しいぜ。
八百屋ではたらく食育ロックボーカリスト
ひじき石塚
2017.7.6リリースの新曲!!