ブラックなIT企業でよくある残業代低減策あの手この手 | R35GTR乗りのオジサンのブログ

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無謀にも40代で転職に挑戦し、誤ってオカシナ会社のIT戦略部門長に。その後はフツウの会社のIT事業部に転職しました。管理職と技術者と若手教育とか企画から収益化までなんでもやっています。車、仕事、日常生活、いろいろ記事にしてきます。

長くIT系の仕事をしているといろんな同業者と一緒に大きなプロジェクトで協業することがあります。

私の経験上、ブラックなIT企業では1時間当たりの残業代をいかにして安く支払うか?という、とにかく悪質な手口がいろいろあって、現役の社員さんの嘆き声をたくさん聴いてきました。

 

ちょっと例を挙げてみますが、

 

某A社の例:基本給18万円+職務手当2万円という給与体系で、基本給だけが残業代の計算のベースになっている。

年一回の昇給では、基本が+1000円、職務手当が+4500円のように、基本給がわずかしか増えず、結果として何年在籍しても、1時間当たりの残業代が新卒時と大差ない。

 

某B社の例:基本給20万円+専門職手当2.5万円~4万円という給与体系だが、残業代は15時間までは専門職手当で支払ったことになっていて、16時間残業しても1時間しか残業代がでない。20時間残業なら5時間分の残業代のみ。つまりは専門職手当というのは嘘で、実際はみなし残業という意味

 

某C社の例:就業時間が9時から18時の1日8時間勤務だが、残業する場合は強制的に18時から30分休憩しないといけない。さらには19時から30分休憩しないといけない。20時まで残業した場合、本来なら2時間残業を付けたいところだが、1時間しか付けられない。それより遅い時刻は1時間半ごとに30分休憩しないといけないという奇妙なルールになっている。忙しいから残業するのに、なぜ30分の休憩を何度もとる必要があるのか?

実際はここの社員さんは30分休憩など取らずにぶっ通しで仕事しているので、30分のただ働きが1日に何度もあるイメージです。

 

某G社の例:1日1時間しか残業をしないのが推奨(半ば強制)されており、それ以降は会社にいなかったことにしないといけない。

これはもう酷すぎて、私はG社の社員さんにかける言葉がなかったです。

 

令和の現在でも、上記のような悪質な会社が実際に存在するので、間違えて入社してしまったら、早めに転職されることをお勧めします。